2019年10月17日
ニッセイ・デンマーク・カバード債券ファンド(為替ヘッジあり・資産成長型)『愛称:デニッシュ・インカム』
マイナス金利の環境下、高い利回りは欲しいが、信用リスクや為替変動リスクは抑えたい…そんな皆様の声をふまえて開発したのが、デンマーク・カバード債券を主たる投資対象とし、為替ヘッジを行う当ファンドです。
デンマーク・カバード債券とは
- デンマーク・カバード債券は、複数の住宅ローン等を担保として発行される債券です。多数の住宅ローン等をまとめて裏付け資産とし、ローンの借り手から返済される元利金を、そのまま投資家に通過させて支払う仕組みの債券です。
- 裏付け資産が担保となることに加えて、発行体による信用補完という2重のセーフティネットを有しており、信用リスクが抑制されていることが特徴です。一方で期限前償還リスクがあり、これは利回りの押し上げ要因となります。
上記はデンマーク・カバード債券の一般的な仕組みを簡略的に示したものです。
デンマーク・カバード債券のポイント
ポイント1 裏付け資産が担保
- 属性の異なる多数の借り手の住宅ローン等をひとまとめ(プール)にして裏付け資産とし、担保としている。
- ローンの借り手が分散されていることから、信用リスクが抑制される。
ポイント2 発行体が信用補完
- デンマーク・カバード債券の発行体は、超過担保の拠出が法的に義務付けられている。
- 裏付け資産が担保となることに加え、発行体による信用補完という2重のセーフティネットを有している。
ポイント3 期限前償還
- ローンの元金は定期返済や繰上返済されるため、ローンを裏付けとする債券は、期限前償還されることがある。
- 期限前償還リスクがあるため、一般の債券に比べて投資家から高い利回りを要求される傾向がある。
為替ヘッジとは
- 為替ヘッジとは、為替予約等を活用して為替変動による資産価値の変動を回避する取引のことをいいます。為替ヘッジを行った場合、円安時の為替差益は享受できませんが、円高時の為替差損を抑制する効果が期待されます。
- 対円での為替ヘッジについてみると、米ドルは為替ヘッジコストが近年上昇傾向にある一方で、デンマーク・クローネは2019年4月末時点では為替ヘッジプレミアムが得られる状況となっています。
- 対円での為替ヘッジを行う場合、円の短期金利が為替ヘッジを行う当該通貨の短期金利より低い場合などには、ヘッジコストが発生することがあります。反対に、円の短期金利の方が高い場合には、ヘッジプレミアムが期待できます。
- 実際の為替ヘッジコスト・プレミアムは、需給等の影響により、短期金利差から理論上期待される水準とは異なることがあります。
上記の為替ヘッジコスト・プレミアムは、1カ月物フォワードレート等を用いて計算した想定値(年率換算)であり、実際の為替ヘッジコスト・プレミアムとは異なります。
為替ヘッジ後の魅力的な利回り
- 為替ヘッジを行う場合、投資家が期待できる利回りは為替ヘッジコスト・プレミアムを差し引きしたものとなります。
- 米国国債とデンマーク・カバード債券を比較すると、最終利回りは米国国債の方が高いものの、対円為替ヘッジ後利回りは、デンマーク・カバード債券の方が高い水準となっています。
対円為替ヘッジ後利回り:最終利回り+為替ヘッジコスト・プレミアム、デンマーク・カバード債券:ニクレディトDMBインデックス、各国国債:ブルームバーグ・バークレイズ各国国債インデックス。上記で使用した為替ヘッジコスト・プレミアムは、1カ月物フォワードレート等を用いて計算した想定値(年率換算)であり、実際の為替ヘッジコスト・プレミアムとは異なります。
ニッセイ・デンマーク・カバード債券ファンド(為替ヘッジあり・資産成長型)『愛称:デニッシュ・インカム』
ニッセイ・デンマーク・カバード債券ファンド(為替ヘッジあり・資産成長型)『愛称:デニッシュ・インカム』
住宅ローン等を担保としてデンマーク国内で発行されるデンマーク・カバード債券に主に投資する。多数の住宅ローン等をまとめて裏付け資産とし、ローンの借り手から返済される元利金を、そのまま投資家に通過させて支払う仕組みの債券。外貨建資産について、原則として対円での為替ヘッジを行う。ファミリーファンド方式で運用。3、9月決算。
投資信託に関する留意点
- 金融商品仲介における取扱商品は預金ではなく、預金保険制度の対象ではありません。また元本を保証するものではありません。
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- 各商品をお申込みの際には、「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書補完書面」、「目論見書」、「リスク・手数料などの重要事項」等を必ずお読みいただき、ご自身でご判断ください。
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