バランスつみたて投資は資産運用の第1歩に最適!
執筆者:マネーコンサルタント | 頼藤 太希
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今年こそは、投資デビューして、旅行に行きたい、美味しいものを食べたいと思っている人は少なくないはず。
とはいえ、いきなり株式投資はハードルが高く、投資信託も何を買えば良いかわからない人が多いのではないでしょうか。
今回は、そんな方のために、解決方法をお伝えします。
- まとまった金額は不要!投資金額は1,000円と少額でOK
- 毎月の積立なら、投資のタイミングを考えずに自動継続できる
- 何を買えば一番儲かるかは誰もわからないが、地球全体は成長する
- この「バランス型ファンド」を選ぼう!
- 今回のまとめ
まとまった金額は不要!投資金額は1,000円と少額でOK
昔のドラマ、漫画、ゲームなどの影響からか、投資と聞くと、お金持ちがやるものと先入観がある人が多いようです。また、お金持ちとは言わないまでも、まとまった金額がないと投資はできないと思っている人も多いのではないでしょうか?
投資は、投資信託を活用すれば今や1,000円と少額から始めることができます。1,000円や3,000円であれば、1回分のランチ代や飲み会代をセーブすれば良いわけです。敢えてこのような例を出したのは、それくらい簡単に投資はできるということをわかっていただきたいからです。
毎月積み立てる金額は、1,000円と少額でも問題ありません。無理のない範囲で投資を学び、少しずつお金を増やす経験を積むことが大切です。投資に慣れてきたら、毎月の投資金額を少しずつ増やせば良いでしょう。
毎月の積立なら、投資のタイミングを考えずに自動継続できる
貯蓄をしていくには「先取り貯蓄」が抜群に効果的です。
先取り貯蓄とは、収入が入ったら、貯蓄分を取り分けて、残りのお金で生活する仕組みのことです。
この仕組みを、投資でも活用すれば、投資のタイミングを考えずに自動継続でき毎月お金が増えていきます。具体的には、ご自身で指定した金額を、指定した日に指定口座から自動的に引き落とすことになります。
そして、値動きのあるものを定期的に、一定金額購入していくと、「価格が高いときには少ししか買えず、価格が安いときにはたくさん買える」という現象が起こります。これによって、平均購入価格が自然と下がっていきます。平均購入価格が下がると、価格が大きく上がらなくても利益が出しやすくなります。
もしも価格が上がったり下がったりせずに、一方的に右肩あがりになる場合、例えば2014年から2015年のアベノミクス相場では、積み立てをせずにまとめて購入した方が大きな利益を手にすることはできますが、それはあくまでも結果論。価格は上がったり下がったりすることが通常ですので、そこで最大限の効果が出るように考えておく、ということが重要です。
何を買えば一番儲かるかは誰もわからないが、地球全体は成長する
どの企業、どの地域が一番発展するかを判断するのは、資産運用のプロを含めてピタリと当てることは難しいでしょう。
仮に、1つの投資対象、1つの資産に集中的に投資した場合、運が良ければ大きく利益を得られますが、はずれた場合、大きく損をするどころか、最悪全てを失うこともあります。
でも、世界を見渡せば、どこかの地域で発展は続き、地球全体としては豊かになっています。IMFの「World Economic Outlook October 2017」によれば、1980年以降の地球全体の経済成長率を平均化すると毎年3%以上で推移しています。
よって、地球全体の資産へ投資すれば、堅実にお金を増やすことができるということです。
また、国際分散をすることは、最悪なケースを避けつつ安定的にリターンを得るためには必要な考え方です。
「地域」や「資産」を組み合わせることが大切で、例えば「日本だけ」でなく、先進国や新興国なども含めて国内外を対象とし、株式だけでなく債券や不動産も組み合わせるのです。
この「バランス型ファンド」を選ぼう!
あれこれ組み合わせるのが面倒だったり、配分比率に迷ったりすると、また投信口座をほったらかしにしてしまう人もいることでしょう。
地球全体の株式、債券、不動産に投資している投資信託を活用すると便利です。そう言った投資信託は「バランスファンド」と呼ばれます。バランスファンドは、運用資産の中で自動的に良い配分に調整してくれますので、自分で配分を考える必要がありません。
また、バランスファンドのメリットはこれだけではなく、「リバランス」も自動的にやってくれることです。
例えば、国内株式に50%、海外債券に50%と設定したとしても、経済状況により、国内株式は値上がりし70%、海外債券は値下がりして30%になるということが起こります。
そうなった場合には、資産の比率を元に戻さないと、分散投資にはならず、安定した運用ができなくなってしまいます。この時、元の配分比率に戻すことになりますが、このことを「リバランス」といいます。リバランスを自動でやってくれるのはバランスファンドの魅力です。
「バランスつみたて投資」に最適なファンドを5つ選びました。
運用実績の長い「野村 インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型」と、「野村 インデックスファンド・海外5資産バランス」。
つみたてNISAでも購入できる「iFree8資産バランス」はバランスつみたて投資に最適です。
また「トレンド・アロケーション・オープン」や「投資のソムリエ」も機動的なバランスファンドとなっています。
「投信口座を作る」という、はじめの一歩を踏み出している人なら、ここまで読めば次の行動はわかるはずです。コツコツとバランスつみたて投資をして、堅実にお金を増やすことを楽しんでくださいね。
今回のまとめ
- まとまった金額は不要!投資金額は1,000円と少額でOK
- 毎月の積立なら、投資のタイミングを考えずに自動継続できる
- 何を買えば一番儲かるかは誰もわからないが、地球全体は成長する
- ズバリ、バランスファンドである「野村 インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型」を選ぼう
- ※ 本ページは2018年2月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。
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