日本は低金利が続いています。海外の金利、特に新興国の金利は魅力的です。しかし、海外への投資は為替変動リスクが気になります。もし、為替変動リスクが軽減できて、高金利を享受できたらいかがでしょうか。
それが、為替ヘッジ付新興国債券ファンドです。為替ヘッジの仕組みや新興国の債券に投資して為替ヘッジをする野村新興国債券投信Aコースについてご案内いたします。
2012年12月11日
野村新興国債券投信Aコース~為替リスクを低減した新興国債券の魅力~
情報提供:野村アセットマネジメント
為替ヘッジの仕組み
為替変動リスクは、将来の為替レートが確定していないために生じるリスクです。そのリスクを避けるには、「今の時点で、あらかじめ将来の為替レートを予約しておく(確定させる)」という方法があります。それが「為替ヘッジ」です。為替ヘッジをすると、為替変動の影響が低減されるため、円高になった際に生じ得た為替差損を抑えることができます。ただし、円安になっても為替差益を享受できないという点には注意が必要です。
為替ヘッジの仕組みを少し詳しく見てみましょう。例えば、円で申込み、米ドル建て資産に投資するファンドでは、1.円を売り、2.米ドルを買って米ドル建ての資産に投資します。この状態のままでは米ドルと円の為替変動の影響を受けることになります。為替変動リスクを抑えるために、1.、2.の取引に加えて、3.米ドルを売り、4.円を買う為替予約取引を行なった場合、米ドルは買い(2.)と売り(3.)により相殺効果が生じるため、米ドルと円の為替変動の影響が低減されることになります。
- ※ 上記はイメージ図です。米ドル建て資産に投資する国内投資信託の場合としてご説明しています。
(出所)野村アセットマネジメント作成
一般的に将来の為替レートは、通貨間の金利差を考慮したレートになります。米ドル建て資産に投資して為替ヘッジをする場合には米ドルと円の金利差です。この金利差(為替ヘッジコスト)を支払う代わりに、為替変動リスクを低減することが可能となるのです。現在、米国を含め多くの先進国では短期金利を大きく引き下げており、為替変動リスクを低減しながら相対的に利回りの高い海外の資産に投資することが可能な投資環境となっています。
米ドルについていえば、2012年9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の声明を踏まえれば、FFレート(金融政策の金利誘導目標水準)は0-0.25%に据え置かれ、少なくとも2015年半ばまで超低金利が維持される可能性が高く、当面、米ドルの短期金利は低位で推移すると予想されていることから、引き続き為替ヘッジコストは低位で推移すると予想されます。
上記の為替ヘッジコストは、あくまでも簡便法によるもので、実際の為替ヘッジコストの値とは異なります。
上記は過去のデータであり、将来の為替ヘッジコストを示唆あるいは保証するものではありません。
(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成
上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。また、ファンドの運用実績ではありません。ファンドの運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
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(2022年3月31日現在)
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