もう挫折しない!家計簿を続ける3つのコツ
執筆者:山田 香織
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- 節約術
みなさんは、家計簿を続けることができず、気を落としてしまった経験はないでしょうか?
家計簿を続けることができない理由の大半は「面倒だから」と「こだわりすぎて続かなくなったから」が多いようです。
今回は、家計簿が続けられるコツを3つご紹介したいと思います。
- 家計簿を続けるコツ(1)具体的な貯蓄目標額を設定する
- 家計簿を続けるコツ(2)家計簿はこだわりすぎず、シンプルに
- 家計簿を続けるコツ(3)自分に合った家計簿を使う
- 継続的な家計簿は、お金を貯める意識がつく
- 今回のまとめ
家計簿を続けるコツ(1)具体的な貯蓄目標額を設定する
「お金を貯める」というざっくりとした目標ではなく、例えば、「東京オリンピックを家族で見に行くため」に「2020年8月まで」に、「100万円」旅行資金を貯めるというように、お金を貯めるための、具体的な期間、金額を目標にします。具体的な目標を設定することで、目標までに毎月どれだけの貯蓄が必要なのかを把握することができるようになります。
三日坊主は誰しも経験したことがあると思います。筆者も数ある三日坊主を経験してきました。ランニングなら気軽に始められると思い、運動不足を解消するためにウェアを買いそろえたものの、モチベーションが高いのは最初のうちだけでした。明日やろう、また明日、、、と、気が付けばやることに義務感だけが残っていました。
失敗の原因は、具体的な目標設定がなかったからなのです。
目標設定のポイントは、
- 何のために
- いつまでに
- どれくらい
の3つに当てはめることです。モチベーションを保つための要素です。
家計簿を続けるコツ(2)家計簿はこだわりすぎず、シンプルに
家計簿を続けるコツ2つ目は、支出費目は3つに限定することです。
支出費目は3つで十分です。家計簿は家計の収支を把握することが目的です。どの支出費目に記載しようが支出そのものには変わりありません。
支出費目が3つだと、判断するのも3つとシンプルで済むので、気持ちも楽になります。
3つの支出費目はこちらです。
日用品費 | 自炊時の食材、消耗品 食材や洗剤・トイレットペーパーなどの消耗品はスーパーなどで一緒に購入することも多いはずです。これらを日用品費としてひとくくりにしましょう。 生きるために必要な支出費目と考えてください。 |
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居住費 | 家賃、住宅ローン、電気、水道、ガス、火災保険、固定資産税 家に住むために必要な支出費目と考えてください。 |
その他費用 | ガソリン代、生命保険料、通信費、交際費など、日用品費にも居住費にも該当しないものです。 |
家計簿が続けられない理由の一つに、「こだわりすぎて続かない」があります。支出費目を多く設定しすぎてしまうと結局のところ自己満足で終わってしまうというケースは多くみられます。
支出費目を食費、日用品費、交際費、交通費、通信費、水道・光熱費…などこだわって細かく設定してしまうと集計に時間がかかってしまいます。そして、たくさん支出費目があることで、どの支出費目にすればよいか迷ってしまうことも多いはずです。
結果、面倒になって家計簿をやめてしまうことにつながってしまいます。
家計簿を続けるコツ(3)自分に合った家計簿を使う
性格や考え方がひとそれぞれ違うように、自分に合う家計簿の種類も人により違います。自分に合った家計簿を選びましょう。
家計簿が続かない人向けにシンプルな家計簿も実にたくさんあります。
市販されている家計簿を使われるのも良いでしょう。自分でノートに線を引いてシンプルな家計簿にするのも良いでしょうし、オフィスソフトで自分なりの家計簿を作ってみるのも良いと思います。ただし、こだわりすぎないように注意しましょう。
最近ではスマホの家計簿アプリもたくさんあります。中にはレシートをカメラで撮影するだけで自動的に計算してくれるものもあります。
ITの力を活用すれば、それだけ手間と時間も減らすことができ、支出も減らすことになることでしょう。
継続的な家計簿は、お金を貯める意識がつく
家計簿をつけるようになると、家計簿をつける前に比べ、お金を使うことをさらに意識するようになります。「この支出は本当に必要?」と一瞬立ち止まって考えるようになるんです。そうすると、ムダ遣いが少なくなり、お金を貯めるスピードが格段に上がります。
家計簿をつけることで、こんなうれしい効果も期待できます。家計簿に挫折した方も、もう一度チャレンジしてはいかがでしょうか。
毎月貯蓄に回せるお金が増え、給料の3カ月分から6カ月分など一定金額貯まったら、投資で「お金を増やす」という視点を入れ、投資信託などで積立投資を始めても良いでしょう。
今回のまとめ
- 家計簿を続けるコツは、具体的な目標を設定すること
- 家計簿を続けるコツは、こだわりすぎず、支出費目は3つに限定してシンプルに
- 家計簿を続けるコツは、自分に合った家計簿を使う。家計簿アプリの活用も検討
- お金を貯めるに加え、お金を増やす視点も入れよう
- ※ 本ページは2019年12月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。