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コロナの影響でエンタメ、スポーツ業界の救世主になった「投げ銭」ってなに?

新型コロナウイルスの感染予防対策の影響もあり、現在でもコンサートやライブ、スポーツ観戦は中止や延期、観客を大幅に少なくしての開催となっています。
そのため、以前のような楽しみ方ができなくなっていますが、このようなエンターテインメントやスポーツの業界で仕事をしている人達にとっては、死活問題にもなりかねない状況です。
そんな中、注目されているのが「投げ銭」です。エンタメやスポーツの動画配信を観ながら、アーティストやスポーツ選手やチームを応援できる、投げ銭についてご説明します。

投げ銭とは、応援の気持ちをお金に添えて届ける仕組み

往来で楽器を演奏したり、歌ったり、芸をしたり。ストリートミュージシャンや大道芸人は、道行く人に素晴らしいパフォーマンスを届けてくれることがあります。
そんな時、アーティストの前に置いてある、箱や缶などにお金を投げ入れる人を見たことはないでしょうか。たいていは数百円の小銭のことが多く、このようなお金のことを投げ銭とよんでいます。

小銭を紙で包んでひとひねりしたものを舞台に投げる、というやり方もあり、これは「おひねり」といって投げ銭の一種です。小銭を遠くまで狙ったところに投げるのは意外と難しいので、このような方法が生まれたのかもしれません。
また、演歌歌手などのリサイタルで、歌っている歌手にお客さんがポチ袋に入れたご祝儀や、割りばしに挟んだ1,000円札を渡す、というシーンもありますね。これは、投げ銭の高額版といったところです。

これらの投げ銭のいいところは、応援している気持ちを、直接届けられることです。
気持ちは金額だけではかることはできませんが、それでも相手に直接渡すことで、こちらのこともわかってもらえます。
何回か続けると、顔や名前を覚えてもらいやすくなって、それもまた楽しいものです。
このような投げ銭が、コロナ禍をきっかけにインターネット上で注目されました。

投げ銭の仕組みは?

従来通りのイベントなどは開催が難しくなっている中、その代わりインターネットの動画配信サービスで楽しめるコンテンツが増えています。YouTubeやInstagramは利用者が多く、好みに合いそうなコンテンツを探すのも楽しいですね。
リモートマッチで開催されるサッカーの試合もまた、ライブ感があって熱くなれそうです。

投げ銭は、配信を観ながら金銭やギフト、ポイントなどの優良アイテムを送ることで成立します。
YouTubeでの投げ銭は、配信中の動画ページにログインし、SuperChat(スパチャと略されます)のメニューを選んで金額を設定します。クレジットカードの情報を入力して購入を選べば投げ銭完了です。

その他の配信サービスでも、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードなどで支払うことが多いので、使いすぎが心配になる場合は、デビットカードを利用するといいでしょう。
また、送金アプリを使う方法もあります。クレジットカードの番号を入力するのが心配、という人も送金アプリなら安心感がありますね。

送った投げ銭はアーティストの収益になりますし、基本的にリアルタイムで送ったことに気づいてもらえます。喜んでくれたら、応援したかいがありますね。
こちらの名前を読んでくれたり、メッセージを言ってくれたりすることもあり、ライブ感が増します。

40代以降の利用が多い!

投げ銭ができる配信サービスは各種ありますが、YouTubeとInstagramが2大プラットフォームです。インターネットでは見られなかったジャニーズのアイドルが、Instagramに登場して大きな話題になりました。

株式会社ヴァリューズの調べによれば、YouTubeのユーザーは4,360万人、Instagramは2,810万人という多さです(2020年5月現在)。

ユーザー数(2019年12月~2020年5月)

YouTube 2019年12月:3,640万人、2020年1月:3,740万人、2020年2月:3,670万人、2020年3月:3,870万人、2020年4月:4,200万人、2020年5月:4,360万人/Instagram 2019年12月:2,530万人、2020年1月:2,580万人、2020年2月:2,580万人、2020年3月:2,640万人、2020年4月:2,710万人、2020年5月:2,810万人
(分析期間:2019年12月~2020年5月、対象デバイス:スマートフォン)

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また、最近注目のライブ配信アプリ、17Live(イチナナ)とSHOWROOMも見逃せません。
ユーザー数は、どちらも約50万人です。

ユーザー数(2019年12月~2020年5月)

17Live 2019年12月:58万人、2020年1月:43万1,000人、2020年2月:39万7,000人、2020年3月:37万2,000人、2020年4月:58万5,000人、2020年5月:47万8,000人/SHOWROOM 2019年12月:51万7,000人、2020年1月:48万人、2020年2月:49万人、2020年3月:50万7,000人、2020年4月:46万1,000人、2020年5月:53万3,000人
(分析期間:2019年12月~2020年5月、対象デバイス:スマートフォン)

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このような配信アプリの利用は、若い世代だけに限りません。17Liveは40代以上が半数以上、SHOWROOMは40代以上が約半数を占めています。

ユーザー数(2019年12月~2020年5月)

17Live 20代:23.1%、30代:18.1%、40代:22.1%、50代:19.4%、60代:17.3%/SHOWROOM 20代:37.0%、30代:15.9%、40代:23.2%、50代:15.3%、60代:8.6%
(分析期間:2019年12月~2020年5月、対象デバイス:スマートフォン)

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ライブ配信サービスは、インターネットに特別興味のある一部の人だけのものではなく、多くの人が参加する、これからの時代の新しい楽しみ方になっています。

投げ銭デビューで楽しみも倍増

外出自粛が続き、気分が煮詰まってきたと感じていたら、エンタメやスポーツを観てストレスを発散させましょう。そして、応援の気持ちをぜひ、相手に届けてください。
イオン銀行を利用しているなら、送金アプリ(pring=プリン)が便利。スマートフォンにアプリをダウンロードして、イオン銀行の口座を登録しておけば、口座からアプリにお金をチャージできます。

投げ銭をする時は、アプリ内の公式アカウントの投稿に「いいね(スワイプ送金)」や「送金」ができます。金額は1円から設定できます。
投げ銭は、一度送金が完了したら取り消しができませんので、使いたい分だけチャージをしておけばうっかり金額の入力ミス、といったことも防げます。

投げ銭は、送ったほうも受け取った方も、どちらもうれしいものです。
少しでも関心を持てるようなら、ぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。

今回のまとめ

  • 投げ銭は、相手に直接届ける応援の気持ち
  • ライブ配信を幅広い世代が楽しんでいる
  • 投げ銭は、送金アプリ(pring=プリン)が便利。
  • 本ページは2021年11月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。

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ファイナンシャルプランナー(AFP) タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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