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消費税が上がる前に「建売住宅」を買うべき?建売住宅のメリット・デメリット

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「消費税が上がる前に買いたい」、「子どもが小学生になるので急ぎたい」、「特にこだわりがないので注文住宅でなくてよい」等々、建売住宅の購入を検討している理由がこのような場合は少し待ってください。建売住宅のメリット・デメリットを踏まえて検討しましょう。

建売住宅のメリットとは?

建売住宅は、すでに建物が完成済みの物件を買うというものです。土地を探す必要がないので購入する際の手間と時間が掛からずにラクでしょう。また土地と建物を合わせた価格が決まっているので、予算があらかじめ立てやすいというメリットがあります。そのため住宅ローンの契約も簡単に済ませることができます。
一方で、間取りや設備が決まっているので、自由に設計できないというデメリットもあります。

下記に建売住宅と注文住宅のメリットとデメリットをまとめてみたのでご参考にしてください。

メリット デメリット
建売住宅
  • 購入手続きが決まっていてラク
  • 完成したものを確認できる
  • 価格が決まっている
  • 住宅ローンが一括して借りられる
  • 間取りや設備が決まっている
  • 画一的な設計が多い
  • 工事途中が確認できない
注文住宅
  • 構造や間取り、設備を自由にできる
  • コストを抑えることも上げることも可能
  • 工事途中を確認できる
  • 費用が分かりづらい
  • 時間と手間が掛かる
  • 土地と建物のローンが別々になる可能性がある

住宅ローンは不動産会社推奨の提携ローンより、自分で住宅ローンを探すのがオススメ

変動や長期固定などの金利のタイプや、団体信用保険でガンや8疾病の保障をつける際の条件(上乗せ金利や適用条件など)など金融機関によってさまざまです。
自分で探すメリットは、各金融機関で比較しながら納得できる細かいプランを選択できる点にあります。 住宅ローンも長い付き合いになるので、後で「こうしておけばよかった。」とならないようにしっかり検討しておくとよいでしょう。

建売住宅を選ぶ時の注意点

どうしても入居しなければならない時期が決まっていたり、忙しくてマイホームに手間や時間をかけられなかったりする人は建売住宅を買った方が便利かもしれません。でも、焦って購入するのは考え物です。

生活動線は購入前にきちんとシミュレーションしておくこと

自分では、住まいに対するこだわりが特別ないと思っていても、実際に住み始めてみると出てくる不満が思いのほかあります。

たとえば「3階建ての家で、洗濯機は1階にあるのに物干し台は3階、1日に何回も往復しなくてはならない」、「コンセントの数と位置が使いたい場所にない」、「家具を置いたら窓がふさがってしまった」等々。

購入前にきちんとシミュレーションしておくことが大切です。建売住宅の場合は完成後の建物が確認できる場合が多いので、実際の住み心地を確認することができます。もし直してもらいたい点があれば、軽微な費用で変更できるかも確認しておきましょう。

営業担当とのコミュニケーションは綿密に取ること

建売住宅を購入する場合、建物の性能のみならず営業担当との綿密なコミュニケーションも大切です。購入前の物件のカスタマイズ可能の範囲、仕様変更可能な範囲等についてはしっかり確認しておくことが大切です。

また、購入後のアフターサービスの期間やその範囲についても確認しておきましょう。どの箇所が何年アフターサービスの対象になるかも知っておく必要があります。新築住宅の引渡し後10年間に建物の基本構造部分に瑕疵が発見された場合の「住宅瑕疵担保責任保険まもりすまい保険」(住宅保証機構株式会社)もありますが、軽微な不具合などに対処してくれるアフターサービスもきちんと用意されているかも大切です。

近い将来に起きてくる問題を考慮する

2019年10月に消費税が8%から10%に上がるといわれているので、早く住宅を買いたいという人もいるようです。確かに住宅は金額が大きくなるので心配になります。建売住宅ならば工事日程を考慮する必要がありません。

しかし、土地には消費税がかからないので、建物部分がどれくらい金額が上がるかを冷静に判断することも大切です。また景気の下支え策として、住宅の新築や増改築にポイントを付与するエコポイント制度の導入も検討されています。

また今後は、住宅が車と同じように燃費性能が購入時の判断基準となる時代が来ます。日本では1980年に住宅の省エネ基準が初めて設けられて以来、徐々に強化されてきました。特に1999年の「次世代省エネルギー基準」。東日本大震災後の2013年に導入された「改正省エネルギー基準」が大きなものです。これまでは義務ではなく目安でしたが、2020年には全ての新築住宅に義務化が予定されています。

耐震機能で「新耐震と旧耐震」が基準となっているように、省エネ性能も「旧性能と新性能」というような区別がされるようになる可能性があります。改正後の省エネ基準で建築していない住宅は、あまり価値がないという判断になってしまい、物件の評価は下がるという可能性も出てきます。

本当に建売住宅が自分の条件に合っているのかを徹底確認

マイホームは一般の人にとって人生でもっとも高額な買い物ではないでしょうか。また、現金で買える人は別として、ほとんどの人は長い期間をかけて住宅ローンを払い続けることになります。その選択が間違っていたら、人生の大半をかけて無駄遣いをしてしまうことになります。やはり慎重な姿勢が大切です。

前記のように、理想のマイホームを手に入れるには、さまざまな角度から検証しなければならないことがお分かりいただけたでしょうか。経済から見た視点、法律から見た視点、建築から見た視点、そして生活をしていくための視点等々、あらゆる角度から考える必要があります。求める視点の洗い出しと優先順位をあらかじめ実施しておくことが大切です。本当に自分に建売住宅があっているかどうか、しっかりと考えましょう。

今回のまとめ

  • 建売住宅、注文住宅それぞれメリットとデメリットがある
  • 生活動線の観点でどうしても不満は出てくるもの
  • 営業担当とのコミュニケーションは綿密に取ること
  • 税金や法令の動きにも注意してマイホームを購入
  • 人生で一番高額な買い物だけに自分の条件に合っているのかしっかり考えるべき

現在の年収やお家賃から、お借入れ可能額を試算してみましょう。

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  • 本ページは2019年1月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。

四宮朱美 不動産メキキスト(宅地建物取引士、マンション管理士、FP)

20代で自宅マンションを購入後、数々の売却・買換えを経験、老朽マンションの建替えも実施。住宅情報メディアの不動産広告を20年間制作。現在は不動産や住宅に関する記事を取材・執筆するとともに、不動産購入に関するあらゆるサポートをする。著書に「マイホーム物件 得なのはどっち」(河出書房新社)がある。

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