<みんなの平均>隣のご家庭のローン事情。いくらローンを使っている?
執筆者:タマルWeb編集部員
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みなさまは、ローンにどのようなイメージをお持ちですか?ローンはいわゆる「借金」になりますので、敬遠される方もいらっしゃると思います。
一方で、住宅ローンの利用など、ローンが必要となるシーンも多くあります。
今回の記事では、「金融広報中央委員会」のデータを確認しながら、みんながどのようにローンと付き合っているかを見ていきましょう。
- ※ 今回の記事では、二人以上の世帯を中心に確認していきます。
3人に1人以上は使っている?ローンの利用状況
以下のグラフは、二人以上世帯の年別ローン利用状況となります。
このグラフを見ると、各年度において約4割の人が利用しており、広くローンが普及していることが分かります。
借入金のある世帯
住宅ローン以外にも、ローンの利用先は様々
次に、借入金のある世帯のみでの、年別借入金額の推移を見てみましょう。
このグラフを見ると、2010年の平均借入1,313万円から、2019年は平均借入1,587万円と、274万円の平均借入金額が上がっていることが分かります。
借入金額推移(借入金のある世帯のみ)
ローンの利用内訳では、住宅ローンの利用が多くを占めていることがわかりますが、それ以外の資金使途でも多くのローン利用が見てとれます。
借入の目的(借入金のある世帯のみ)
2019年度、ローンの利用目的
- 住宅(土地を含む)の取得または増改築などの資金・・・67.1%
- 耐久消費財の購入資金・・・24.3%
- 子供の教育、結婚資金・・・11.0%
- 日常の生活資金・・・10.3%
- 土地建物等の実物資産への投資資金・・・4.6%
- 医療費や災害復旧資金・・・3.1%
- 旅行、レジャーの資金・・・2.0%
住宅ローンに関する借り入れが67.1%と大半を占めていますが、それ以外にも耐久消費財の購入24.3%、子供の教育・結婚資金11.0%、日常の生活資金10.3%などでローンは活用されています。
ローンは未来を今すぐ実現する「お金のタイムスリップ」
「ローン」は「お金のタイムスリップ」だと考えることができます。現在の支出と未来の収入を組み合わせることで、「今」買いたいもの、「今」やりたいことを実現できることがローンの魅力です。
教育資金や資格取得、歯の矯正など、自分磨きに伴うもので考えた場合
手持ちのお金では足りない費用も、ローンを活用することですぐに実現することができ、その後計画的に支払うことができるのです。
もちろん、ローンの利用には借入利息がかかりますが、自分磨きに対する先行投資と考えれば、有効的な利用方法だと考えられます。
また、目的が決まっているローンの場合は、金利が優遇されるケースもあります。イオン銀行であれば、住宅ローン以外にも様々な目的型ローンがあります。
- 自動車ローン
- 教育ローン
- リフォームローン
- ソーラーローン
- ペットローン
- サブカルローン
- デンタルローン
- 輝く女性サポートローン
など
ローンは利用することで「お金のレンタル料」として、必ず借入利息がかかりますが、それ以上の価値やリターンがあるのであれば、1つの手段として有効的なものだと言えそうです。
今回のまとめ
- 約4割の人が、ローンを利用している。
- ローンの利用目的も、耐久消費財の購入、教育・結婚資金、生活資金など様々な目的で利用されている。
- 目的を持った利用であれば、ローンは有効的な先行投資である。
- ※ 本ページは2020年4月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。