情報提供:イーストスプリング・インベストメンツ
1. 最大野党 インド人民党(BJP)、30年ぶりに議席の過半数を獲得
インドでは、総選挙が行われ、ナレンドラ・モディ氏率いる最大野党のインド人民党(BJP)が圧勝し、過半数を超える280議席以上を獲得しました。単一政党が過半数議席を獲得したのは1984年以来30年ぶりとなり、国民のモディ氏への期待の高さがうかがえます。
2. モディ新首相の誕生: グジャラート州での実績に期待
新首相モディ氏の政策実行力には定評があります。これまでグジャラート州で大胆な経済改革と大規模なインフラ整備を行なった結果、同州の実質GDP成長率は全国平均を大きく上回っています。新政権発足後は、グジャラート州での成功モデルが全国規模で展開されることで、停滞するインフラ投資が加速するとの期待が高まっています。
3. 最高値を更新するインド株式市場
直近のインド株式市場は歴史的な上昇局面にあります。上昇の最大要因は新政権への期待からくるもので、5月以降は特に顕著となりました。
選挙要因以外にも、経常赤字の大幅な縮小、インフレ率が改善傾向にあること、今後数四半期にわたってGDP成長率が回復することが見込まれることなど、マクロ経済の改善およびインド準備銀行(RBI)に対する信頼感の高まりなども上昇の背景にあります。
また、インドの企業収益は2010年末には世界金融危機前の水準を回復し、足元でも過去最高益を更新しています。今後も政府の景気刺激策や企業の設備投資の回復などが予想されており、更なる増益が期待されます。 好調な企業業績に後押しされ、PER(株価収益率)は過去の水準や他国と比較しても割安な状況で推移しています。
4. モディ氏の改革推進に期待:規制緩和により海外からのさらなる資金流入も
選挙の結果を受け、インドルピーは対米ドル、対円ともに上昇しています。為替相場の安定を背景に、海外投資家からの資金流入額も他の新興国を大幅に上回っていましたが、新政権による今後の投資促進や外資規制の緩和に向けた改革への期待から、更なる資金流入も見込まれます。
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(2024年3月31日現在)
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