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育休中でも住宅ローンの申込みはできる?

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育休中は、生まれたばかりの新しい家族と過ごす、かけがえのない時間です。思う存分育児をしていただきたい時ですが、家族みんなの将来についても、じっくり考えられるチャンスではないでしょうか。
子育て中だからこそ、将来の具体的なイメージができ、暮らし方の希望も明確になってきます。そんなタイミングは、住宅購入の検討をするご夫婦も多いのではないでしょうか。
今回は、育休中に考える住宅ローンについてお伝えします。

共働き世帯は、専業主婦世帯の約2倍

総務省の調査によれば、1980年には専業主婦世帯は1,114万世帯に対して共働き世帯は614万世帯と約2倍でしたが、2020年にはすっかり逆転しています。専業主婦世帯が571万世帯に対して共働き世帯が1,240万世帯になっています。

専業主婦世帯と共働き世帯

独立行政法人労働政策研究・研修機構HPより筆者作成

共働き世帯では、産休・育休をとることで安心して働き続けられる制度があります。
育児休業の女性の取得率は82.2%と、着実に定着してきています(厚生労働省「雇用均等基本調査」より)。ちなみに、男性の取得率は6.16%と、まだまだこれからのようです。

産休・育休をとった女性は、その後職場に復帰して安定した収入を得ます。
休業中は給与がないことも多いのですが、そんなタイミングでの住宅ローンは申し込めるのでしょうか。

住宅ローン審査のポイントは?

住宅ローンの審査は、一言でいうと「ローンの返済が問題なくできるか」を判断するものです。
そのため、過去にクレジットカードの支払い遅延があったり、奨学金の延滞があったりすると審査に通りにくくなってしまいます。そのような履歴は信用情報機関に一定期間記録され、新たなローンを申し込んでも、返済が遅れるリスクのある人と見なされてしまうからです。

また、安定した収入があることも重要なポイント。会社員であれば、年収だけではなく勤続年数もチェックされることになります。年収は高い方が、勤続年数は長い方が有利です。
住宅ローンは長期に渡るので、より安定性を重視した審査になりやすいようです。

海外などでは、申込者のクレジットカードの利用履歴のみで審査する金融機関もあるようですが、日本ではまだ一般的ではありません。
多くの国内金融機関でのローン審査は総合的に判断されるため、ローンの支払いをする側も納得し、そして安心して利用できるでしょう。

育休中は、給与収入がなくても無職ではありません。無職・無収入では住宅ローンの審査に通るのは難しくなりますが、育休中は、時期がくれば会社に復帰し安定した収入が得られる見込みがあるので、無収入と判断されるわけではないのです。
育休中であることや、育休取得前の収入を証明するものがあれば、申し込める住宅ローンを探すことは可能です。育休中の住宅ローンの扱いは、金融機関によって対応はさまざまです。

育休中に住宅ローンを申し込むには?

イオン銀行の場合、育休中の住宅ローンの申込みは、ペアローン、または収入合算者としての申込みが可能です。

ペアローン

1つの物件に対して、夫婦がそれぞれの名義で住宅ローンを組むタイプです。
2つのローンは別契約ですので、夫が変動金利、妻が固定金利としたり、返済期間を夫は30年、妻は20年などと組み合わせたりすることも可能。
保証人はお互いの連帯保証人になります。

収入合算

収入合算ではローンは1つです。住宅ローンを申し込む人の収入に、パートナーの収入を合算して審査します。たとえば、夫の年収が600万円、妻の年収が400万円だとすると、合算して1,000万円の年収として申し込むことができます。
通常は、収入の多い方が債務者となります。

育休中は、前年の年収で申し込みます。
また、正式審査の際には、「育児休暇取扱通知書」が必要になります。これは、お勤め先から発行されるものになり、現在育児休暇を取得中であることを証明する書類です。
審査に必要な書類は、早めに準備しておくと安心です。

申し込めばローンが組める?

それでは、育休中でも育児休暇取扱通知書を準備して、ペアローンか収入合算であれば住宅ローン審査は通過できるのでしょうか。実は、それだけでは判断できません。
住宅ローンは長期で組むだけに、総合的かつ慎重に審査されるからです。

まずは現時点の状況について、金融機関に相談することが不可欠です。
イオン銀行であれば、イオンでの買物のついでに立ち寄り、店頭スタッフに気軽に相談することが可能です。あるいは、オンライン相談を利用するのも便利ですね。
どちらを選んでも、小さな子がいる夫婦にとって、相談しやすい方法です。

住宅ローンを組むと、団体信用生命保険にも加入することが一般的。これは、住宅ローンの返済中に万が一のことがあった場合、住宅ローンの残債が相殺される保険です。
つまり死亡保障なので、生命保険に別途加入していたら、保険の入り過ぎになることが考えられます。そんな場合でも、イオン銀行なら保険のこともトータルに相談できます。

育休中の時間を活用して、将来のために住宅ローンの検討をしてはいかがでしょうか。

  • 本ページは2021年7月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。

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ファイナンシャルプランナー(AFP) タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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