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新社会人になるときやアルバイトをはじめるタイミングで、自分の銀行口座を開設する方もいるでしょう。口座開設はライフイベントに欠かせない第一歩です。しかし、はじめて口座を開く場合、「銀行口座を作りたいけど、何を持っていけばいいの?」と迷う方は少なくありません。
このコラムでは、銀行口座の開設に必要なものや手続きの流れをわかりやすく解説します。
銀行口座は貯蓄に活用する印象がありますが、現金を使わずにお金のやりとりができるため、お金の受取りや支払いを自動的に行える仕組みでもあります。そのため、銀行口座を利用すると、お金のやりとりの手間を減らせます。
どのような使い方があるのか、近年の銀行口座の活用方法を確認しておきましょう。
銀行口座の使い方を活用目的によって整理してみましょう。特徴的な銀行口座の使い方には次のようなものがあります。
<銀行口座の活用方法の例>
銀行口座の使い方 |
活用例 |
|---|---|
貯蓄 |
将来のためにお金を貯める。 |
給与などの振込み |
正社員やパート・アルバイトの給与振込み、自営業の売上入金などの受取り。 |
公共料金や |
水道光熱費やネットショップなどの支払いを自動化。 |
キャッシュレス決済 |
デビットカード・コード決済・クレジットカードなどの支払い口座として登録。 |
資産形成の準備 |
NISAやiDeCo、投資信託などの資産形成を行う準備として普通預金口座を開設。 |
積立貯蓄や給与振込み、公共料金の支払いなど、定期的にお金のやりとりが発生するものは、銀行口座を活用するとお金の移動や支払いを自動化することができます。
近年、キャッシュレス決済が普及し、自宅から好きなタイミングでお買い物ができるネットショッピングを利用する方もいるでしょう。これらの支払いにクレジットカードやコード決済のような後払い方式のキャッシュレス決済を使うには、引落とし用に銀行口座が必要です。
仮に、クレジットカードの審査が通らなかった場合は、銀行口座から引落とす支払方法や、即時払いのデビットカードなどを検討する方もいると思いますが、銀行口座がなければこの支払方法を選択することはできません。
さらに、資産形成が一般化したことで、資産形成用の口座開設を検討する方も増えました。資産形成用の口座開設にも銀行の普通預金口座が必要になります。銀行でNISAなどのお申込みをする場合や、ほかの証券会社に口座を開設する場合にも、銀行の普通預金口座が必要です。
また、ネット銀行やオンラインで取引ができる銀行が増え、時間や場所にとらわれず取引ができるようになりました。銀行口座が必要になる場面が増えたことに加え、以前と比べて銀行口座の利用が身近になっていると考えられます。
口座開設は、店舗で申込む方法やスマホのアプリを使う方法などがあります。どの方法でも、一般的に本人確認書類が必要です。そのほかに必要なものは、申込方法によって異なります。
ここでは、店舗とオンラインそれぞれのお申込みに必要なものや、開設の流れを確認していきましょう。
店舗で口座開設をする場合、銀行の窓口営業時間に合わせて、必要なものを準備して窓口に行きます。口座開設の手続きには、事前予約は必須ではないものの、多くの銀行では予約を推奨しています。予約をしていない場合は、待ち時間が長くなるほか、お持ちいただいた書類に不備がある際など、当日の手続きが完了せず再度来店が必要になるケースもあります。スムーズに手続きができるよう、事前に銀行のホームページなどで必要事項を確認し、予約をしたうえで来店するのが安心です。
店舗では、お申込み当日に口座開設ができ、通帳の発行や口座番号のお知らせを受取れるのが一般的です。なお、ATMの利用はキャッシュカードを受取ったときから可能になります。キャッシュカードが届く目安は口座開設後1週間から2週間程度です。
店舗でお手続きする場合、必要なものは一般的に次の2点です。
近年は印鑑不要でお手続きができる銀行もあります。本人確認書類は、銀行によって異なりますので、口座開設を検討されている銀行のホームページなどで確認して準備しましょう。
また、利用する書類によって複数の書類が必要になる場合があります。
たとえば、マイナンバーカードや免許証のように顔写真がついている公的書類は1種類、住民票や資格確認書のように写真がないものは2種類必要のように指定されます。
なお、子ども(未成年)名義の口座を開設する場合は、親権者の情報も必要になるため、次のようなものが必要になります。
子どもと親権者の関係を証明できる書類は、住民票の写し(続柄記載あり)などです。また、子ども(未成年者)1人で口座開設できない銀行が多く、親権者が代理人として手続きを行うよう求められます。
イオン銀行の場合、未就学児なら母子健康手帳などで本人確認が可能です。
店頭でのお申込みには、子どもの本人確認書類に加えて親権者の本人確認書類も必要ですのでご注意ください。
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銀行で「子ども名義の口座」を作る際に注意したいこと
オンラインで口座開設をする場合は、口座開設のWebページなどから銀行指定のアプリをスマホにインストールし、申込フォームから必要事項を入力するのが一般的です。
オンラインの口座開設は、時間と場所を選ばずに手続きができるため、自宅から好きな時間に申込めます。
お申込み時には、マイナンバーカードの読込やご本人確認書類をアプリからアップロードして提出します。パソコンからお申込みができる銀行もありますが、必要書類が異なる場合もありますので確認しましょう。
イオン銀行の場合、まず口座開設Webページから「キャッシュカードにクレジットカード機能を付帯するかどうか」などを選んでいき、イオンウォレットアプリとマイナンバーを連携する即時発行など、発行方法を選んで申込むことが出来ます。
お申込みをすると、本人確認など所定の口座開設審査が行われ、審査に通ると口座開設完了のお知らせとともに口座番号などの情報が届きます。銀行やご本人確認書類の種類によって異なりますが、多くの銀行で最短で当日に口座番号がわかります。キャッシュカードはお申込み後1週間から2週間程度で届くのが一般的です。
オンラインでお手続きをするときに必要なものは一般的に次の2点です。
オンラインでお手続きをするときのご本人確認書類は、店舗でのお申込みと比べて利用できる証明書が限定されている場合があります。たとえば、運転免許証やマイナンバーカードなど、特定の2~3種類を指定している銀行が多くあります。
なお、子ども(未成年)の名義で口座開設する場合は、店舗申込と同様に親権者のご本人確認書類と子どもと親権者の関係を確認できる証明書も必要になります。
オンラインは店舗と比べると時間的な自由度が高い方法です。一方、店舗は疑問点を担当者に確認しながらお手続きができるため、安心感があります。
オンラインと店舗を比較すると、次のようなメリットと注意点があります。
<オンラインと店舗の特徴比較>
|
オンライン |
店舗 |
|---|---|---|
必要なもの |
|
|
メリット |
|
|
注意点 |
|
|
銀行口座の開設は、必要な書類をそろえれば簡単に完了するのが一般的です。また、イオン銀行のようにオンラインでお申込みが完結できる方法がある銀行では、忙しい方でもスムーズに口座開設ができます。
さらに、銀行口座開設は本人確認などの所定の審査がありますが、銀行口座の審査・開設が完了すれば日常の支払い手段、例えば口座引落としでネットショッピングを利用したり、デビットカードを利用してお買い物したりすることができます。キャッシュレス生活をはじめる第一歩として、銀行口座開設を検討してはいかがでしょうか。
黒川 一美
FPサテライト所属ファイナンシャルプランナー
流山サテライトオフィス マネージャー
大学院修了後、IT企業や通信事業者でセールスエンジニア兼企画職として働く。
保険や税制の執筆業務を得意とし、年間約150本の執筆監修を行う。通信事業者での経験を活かし、通信費削減に関する情報提供にも力を入れる。
地域との繋がりを重視し、3人の子育てをしながら「地域×FP」をテーマに空き家問題や創業支援に取組む。「流山・空き家を生まないプロジェクト」メンバー。
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