【FP×時短節約家】子どものおかね どう準備する?

執筆者:

タマルWeb編集部員

学費

2025年7月18日

2025年5月にイオン銀行公式Instagramのライブ配信にて時短節約家のくぅちゃんとファィナンシャルプランナーの高山一恵さんに子どもの教育資金について対談いただきました。

学費はもちろん、定期代などの交通費、iPad代、部活動の用具代など、子どもって何かと出費が重なりがちですよね。
今回は「子どものおかね どう準備する?」というテーマで、お二人の経験談をもとに準備方法を紹介していきます。

Profile
時短節約家 くぅちゃん

高校2年生の長男と中学2年生の次男のママ。
最近、次男が塾に通い始め、自分から1教科だった受講数を5教科にまで増やすほど勉強熱心に。親として子どもの「やりたい!」を後押ししたい一心で、塾代をムダなく捻出する節約や貯蓄テクニックを日々研究中。

Profile
ファイナンシャルプランナー 高山一恵さん(以下、高山さん)

中学2年生になる息子をもつママ。
自身のFP資格を活かし、日々の家計管理から教育資金の準備方法までトータルでアドバイスやサポートをしている。来年度は長男の海外研修と修学旅行が控え、最近の物価高・為替変動で高騰する費用に頭を悩ませ中。

教育費の準備方法・貯蓄の実践的アドバイス!

高山さん
教育費の準備方法は大きく分けて、積立式定期預金、NISAのつみたて投資枠を使った投資信託、学資保険があります。昔は、教育費を貯めるといえば学資保険が主流でした。あとはやっぱり児童手当を貯めることですかね。

くぅちゃん
児童手当は高校3年生まで貰えるようになりましたね。

高山さん
そうなんです!
これまで中学生までしかもらえなかったのですが、昨年の10月から高校生年代までもらえるようになりました。0歳の時からずっと貯めておくと240万ぐらいになるんですよ!

くぅちゃん
なかなかですよね!なのでそこは手を付けないで出来る限り死守していきたいところですね。
元々私は浪費家だったんですが、夫に「児童手当だけは、ちゃんと子ども用の口座に移して貯めておけ」って言われて何とかそれだけは死守しました(笑)
ただ時代的に所得制限があったり、3歳以上になるともらえる金額が少なくなったりして、今ほど貰えてなかったので運用せずに貯金していました。
あとは長男が1歳になるくらいの時に学資保険に入って、17歳満期で貰えるものをやっています。次男も同じような内容で入ってます。
さらに以前はジュニアNISAがあったので、2年ほどジュニアNISAをやっていますね。そこに2年分満額を入れました!

貯金もあったので、長男が私立高校に通うことなった時に初年度のお金はそこから出せたんですよ!

学資保険やジュニアNISAも切り崩すこともなく、児童手当の分と貯金していた分を使うことができたので、いろいろ備えておいて良かったです。

高山さん
いや〜本当に素晴らしいです!優秀!
金融商品はそれぞれ特徴があるので、「1つの商品だけで貯める」っていうよりは、バランスよく色んなものを使って貯めていくことがすごく大事ですよね!

くぅちゃん
「いや〜ウチはくぅちゃんみたいに、あれこれできないよ」って人に、オススメな方法はありますかね?

高山さん
まずは王道としては、くぅちゃんがこれだけは死守って言ってた「児童手当」を貯めておくこと。さっきも言ったように今だったら240万円貯まるから、とりあえず手を付けないでおくこと。

あとはやはり積立式定期預金。
例えば毎月1万円を18年間貯めると、216万円になるんですよ。

そうすると、さっきの児童手当と合わせれば400万円くらいいくじゃないですか!
大学の費用ぐらいは貯められるんです。

くぅちゃん
そう思うとそんなに大変じゃないというか、そんなにハードルが高くない気もしますね。
18年も貯める時間がないって人は、毎月2万円を10年間貯めてもらえれば240万円貯まりますからね。
やっぱりさっき言った児童手当と合わせれば、400〜500万ぐらいにはなりますよね。

何か貯めなきゃいけない金額を漠然と何百万って捉えると戸惑っちゃうけど、何年間で月いくら貯めるかっていう部分まで細かくしていくと、意外とできることが増えてきますね。

高山さん
急にまとまった金額が必要になるわけではないので、コツコツ早いうちから準備しておけば、そんなに恐れることもないかなって感じます。
ただ、最近は国際化が進んでいるから海外の学校へ留学させたいとなると、今は円安もあって、かなり学費が上がってきてるんですよ。
私たちの時代って、アメリカ留学は1年間で大体200〜300万ぐらいのイメージだったんですが、今はなんと700万〜1,000万円...

くぅちゃん
1年間で!?

高山さん
そう、1年間でですよ!4年間だと4,000万くらいになる、そういうレベルなんですよ。
あまりにも莫大な金額ではありますが、少しでも実現に近づくためには、投資の力を借りることが必要です!くぅちゃんの場合は、ジュニアNISAでの投資が該当しますね。

分散して運用することが大事!

くぅちゃん
ちょうど質問が来ていますね!
「児童手当で貯めたものを運用するのはアリでしょうか?」

高山さん
はい、児童手当以外にちゃんと現金でも準備できているのであれば、運用しても良いと思います。また、毎月の積立金で運用するのも良いと思います。例えば毎月2万円を積立できるのであれば、1万円を積立定期に、もう1万円は投資をするという具合にリスク分散も良いですね。

くぅちゃん
よくある質問で「児童手当を全部NISAにした方がいいのか?全部運用せずに貯めた方がいいのか?」みたいな質問をされるんですけど、半々ぐらいにしたらいいんじゃないかっていう気はしますかね。

高山さん
それはすごく思います。
やっぱり資産運用は増える可能性もあるけど、トランプショックなどで大暴落して、元本割れをする可能性もあるわけです。
いざ使う時期がきた時に大損していると資金が足りなくなってしまって困りますよね。なので、しっかりと元本保証で貯まるような現金や定期預金などでと貯めておきつつ、資産運用もする。そのバランスっていうのはすごく大事ですね。

くぅちゃん
どうしても一番増やせる方法を取りたいと思いがちですけど、それを考え過ぎて何もしないのであれば、ちょこちょこ色々なやり方でやる方が良いかなと思いますね。

あともう本当に私が言いたいのは、子どもが小さいうちに、さっき言った児童手当とか月1万円っていうのを、使わずに確保しておこうということはやってほしいですね。

高山さん
お給料から引出して別のところに入れるみたいな感じだと面倒くさいので、やっぱり自動で積立される仕組みを作っておくと、手間がかからず、確実に貯められると思いますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は「子どものおかね どう準備する?」というテーマで、イオン銀行公式Instagramでライブ配信をした内容の一部をご紹介いたしました。
ほかにもお二人の体験談やエピソードについては、イオン銀行公式Instagramでアーカイブ配信を行っております。ぜひこちらからご視聴ください。(Instagramへ遷移いたします。)

  • 本ページは2025年5月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。

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