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「つみたてNISA」は50代からでも遅くない。どのような投資信託を選ぶべき?

つみたてNISAは運用益非課税のメリットを生かして投資信託にコツコツ積立投資できる制度ですが、定年の見えてきた50代の方の中には「今さらつみたてNISAを始めても遅いのでは?」と思われる方もいます。しかし、つみたてNISAは50代からでも決して遅くありません。

今回はつみたてNISAのしくみ、50代から始めるつみたてNISAのメリット、つみたてNISA対象の投資信託の選び方を紹介します。

投資の利益に課税されないつみたてNISA

つみたてNISAは、毎年40万円まで投資することができ、投資で得られた利益を最長20年間にわたって非課税にできる制度です。

つみたてNISAの概要

つみたてNISA
利用できる人 日本に住む18歳以上の方
(年齢上限なし)
新規に投資できる期間 2042年まで
非課税となる期間 投資した年から最長20年間
年間投資上限額 40万円
投資対象商品 金融庁が定めた基準を満たす
投資信託・ETF
投資方法 定期的・継続的な方法のみ
(積み立て)
資産の引き出し いつでも引き出せる

(株)Money&You作成

通常、投資の利益には20.315%の税金がかかります。その点、つみたてNISAで投資すれば、投資の利益にかかる税金がゼロにできるので、お金を効率よく運用することができます。2022年からつみたてNISAをスタートすれば、2042年までの21年間で毎年40万円投資でき、最大840万円まで非課税で投資することが可能です。

つみたてNISAでは、金融庁の定める基準を満たした投資信託・ETF(上場投資信託)にコツコツ積立投資を行います。安定的にお金を増やせると考えられる「長期・積立・分散投資」が気軽にできるため、近年つみたてNISAの口座開設も増えています。

つみたてNISAは50代からでも遅くない!

つみたてNISAは2042年に投資した40万円が2061年までの20年間非課税で運用できるところまで続きます。2022年時点で50代の方がこれからつみたてNISAをスタートすると、新規に投資できる期間が終わる2042年には70代、非課税となる期間がすべて終わる2061年には90代になります。というと「今さらつみたてNISAを始めても遅いのでは?」と思われそうですが、そんなことはありません。50代であっても、つみたてNISAをスタートすべき理由を3つ紹介します。

50代でもつみたてNISAをスタートすべき理由1:預金だけではお金が目減りする可能性がある

50代に限った話ではありませんが、今はお金をただ預けているだけでは微々たる額しか増えていきません。それだけでなく、モノの価格が上がるインフレ(インフレーション)が進むと、同じ金額で買えるモノが減る(=預けているお金の価値が目減りする)可能性もあるのです。こんな時代にお金を増やすには、資産運用が欠かせません。

50代でもつみたてNISAをスタートすべき理由2:50代からでもお金を増やす期待ができる

老後資金や年金に不安を抱えている方は少なくありません。もし、まだ何も対策をしていないのであれば、まずはつみたてNISAからスタートすることをおすすめします。50代からでもつみたてNISAの長期・積立・分散投資を積極的に活用することで、預金よりも増やす期待ができるからです。たとえば、毎月3万円ずつ20年間投資し、年3%の利回りが得られたとすれば、元本の720万円は262.9万円増えて982.9万円になります。(イオン銀行つみたてシミュレーションより算出。投資信託は、運用の結果次第では損失が生じ、元本割れする可能性もあります。)

高年齢者雇用安定法の改正によって、今は希望すれば65歳まで働ける時代です。さらに今後、70歳定年となる時代も見えてきています。働いて収入があれば、その分長い間つみたてNISAの投資を続けやすいでしょう。また、子育てがひと段落した方であれば、より多くの金額を投資に回せるようになるでしょう。50代から退職までは、お金の最後の貯めどきです。今の50代は、その貯めどきにつみたてNISAで節税のメリットを生かしながらお金を増やせる世代なのです。

50代でもつみたてNISAをスタートすべき理由3:iDeCoよりもスタートしやすい

老後の「自分年金」を用意するiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)も、老後資金づくりに適した制度です。iDeCoでは、つみたてNISAと同じく運用益が非課税にできるだけでなく、毎月掛金を出すことで所得税や住民税を減らせ、受取る際にも節税ができます。

ただ、iDeCoは原則60歳まで資産が引き出せません。そのうえ、60歳時点での加入期間が10年未満の場合、受給できる年齢が段階的に繰り下げられていきます。つまり、50代でスタートすると受給開始は61歳以降になります。また、掛金を出せる期間も最長で65歳まで(国民年金に加入していない場合、60歳まで)です。

その点、つみたてNISAは18歳以上であれば年齢の上限なく利用可能。必要になればいつでも引き出すことができます。iDeCoよりも使い勝手がいい制度といえます。

したがって、これから投資をスタートさせる50代の方であれば、まずはつみたてNISAから始めるのがおすすめ。もちろん、資金に余裕があるのであれば、iDeCoと併用することで、より効率よく老後資金を用意できるでしょう。

つみたてNISA対象の投資信託をご紹介

つみたてNISAの投資先は、金融庁の基準を満たした投資信託だとはいえ、どれを選べばいいのか、悩む方もいるでしょう。

一般的に、50代は大きなリスクをとって失敗することを避けるために、値動きの大きい株式より、値動きの小さい債券を選んだ方がいいといわれることがあります。しかし、どのくらいのリスクがとれるかは、年齢だけで決まるものではありません。50代でも、リスクがとれるならば株式重視の投資信託、お金を減らしたくないなら債券重視の投資信託を選ぶようにすればいいでしょう。

ここでは、イオン銀行で選べるつみたてNISA対象の投資信託の中から、リスク別に3つの商品をご紹介します。

以下金額・手数料のデータは2022年5月18日時点のものです。

【十分にリスクを取ることが出来る方向け】iFree S&P500インデックス

米国の代表的な株式指標のひとつ、S&P500に連動を目指す投資信託。S&P500は米国の流動性のある大型株500社で構成されている指標です。つまり、これ1本購入するだけで世界経済の中心、米国の経済成長の力を借りられます。

  • 基準日:2022年5月18日
  • 純資産総額:570.55億円
  • 基準価額:20,639円
  • 信託報酬(年率・税込):0.25%
  • トータルリターン(3年・年率)19.58%

【リスクを取ることが出来る方向け】iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

先進国株式に投資することで、「MSCIコクサイ・インデックス」という指標との連動を目指す投資信託です。1本買うだけで、日本を除く22か国の先進国、約1300銘柄の株式に投資したのと同様の効果が期待できます。22か国の資産のうち、米国株が約6割を占めているため、米国の動向に比較的大きな影響を受けます。iFree S&P500インデックスよりは、地域分散・銘柄分散されているので、リスクはやや抑えられています。
なお、iFree外国株式インデックスには、為替レートの変動による影響を抑える「為替ヘッジあり」と、為替レートの変動による影響を受ける「為替ヘッジなし」があります。「為替ヘッジなし」の場合、投資先の資産の分散だけでなく、通貨の分散効果も得られます。

  • 基準日:2022年5月18日
  • 純資産総額:204.49億円
  • 基準価額:22,843円
  • 信託報酬(年率・税込):0.21%
  • トータルリターン(3年・年率)14.11%

【リスクを抑えたい方向け】iFree 8資産バランス

1本で国内・先進国・新興国の株式と債券、国内外の不動産(リート)の8つの資産に対して、12.5%ずつ均等に投資するバランス型の投資信託です。互いに異なる値動きを補い合い、リスクを抑えつつ資産を増やす期待ができます。運用が進むことで変化する資産配分を元に戻す「リバランス」も自動で行ってくれます。値動きを抑えて、堅実にお金を増やしたい方向けです。

  • 基準日:2022年5月18日
  • 純資産総額:408.78億円
  • 基準価額:14,514円
  • 信託報酬(年率・税込):0.24%
  • トータルリターン(3年・年率)6.40%

イオン銀行でつみたてNISAをスタートしよう

50代だからといって、つみたてNISAのスタートが遅いということはありません。お金を増やすには投資が欠かせない時代なのですから、つみたてNISAのような節税できる制度を活用して、今からコツコツ積立投資をスタートさせましょう。つみたてNISAはイオン銀行でもスタート可能。365日いつでも店舗で相談できるので、ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね。

  • 本ページは2022年8月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。

お申込みに際しては、以下の留意点を必ずご確認ください。

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マネーコンサルタント 頼藤 太希
(株)Money&You代表取締役。中央大学客員講師。マネーコンサルタント。日本証券アナリスト協会検定会員。

慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職。女性向けWEBメディア「FP Cafe」や「Mocha」を運営。著書は『はじめての資産運用』『1日5分で、お金持ち』『はじめてのNISA&iDeCo』など多数。twitter→@yorifujitaiki

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