中古車でもOK!はじめての自動車ローン選びの6つのポイント
執筆者:ファイナンシャルプランナー(AFP) | 今関 倫子
-
- 暮らす
自動車ローンは、特に新車購入の際にはディーラーが提携するディーラーローンをすすめられるままに、申込んだ方が少なくないのではないでしょうか。今まで自動車ローンはディーラーや販売店まかせ...という方、自動車の買替や2台目以降の購入、ドライブレコーダーなどのオプション品の購入を検討されている方へ、自動車ローン選びのポイントを6つに絞って解説します。
自動車ローンは中古車も対象って知っていましたか?
新車購入だけではなく中古車購入や車検・修理、ドライブレコーダーなどを購入する際にも自動車ローンを利用することができます。一般的にディーラーが提供するローンだと新車より中古車の方が金利は高くなるようですが、銀行の自動車ローンであれば、中古車だからといって金利が高くなることはありません。
クルマ選びは好きな車種、年式、走行距離、車体などこだわって探したいもの。事前に予算(借入額)を設定することで無理のないクルマ選びにもつながります。
自動車ローン選びの6つのポイント
自動車ローンは自動車購入(中古車でもOK!)時や車検・修理費用、ドライブレコーダーなどのオプション品購入にかかる費用なども含めて借入れすることができます。※
- ※ 各ローン商品により利用可能な範囲が異なります。
ディーラーの提携ローン以外に銀行や損害保険会社などの金融機関でも借入できるので、はじめて自動車ローンを利用する際は比較検討してしっかり選びたいところです。
自動車ローン選びでは、ついローン金利ばかりに目が行きがちですが(もちろん重要なポイントですが)、借入限度額や返済期間、保証料の有無、繰上げ返済手数料など、それぞれのポイントで総合的に比較検討することで、自分にあった自動車ローンを見つけやすくなります。
自動車ローン選びの6つのポイント
- 1.
金利
固定金利ではない場合、下限と上限が設定されています。下限の金利に着目しがちですが、下限の金利になるとは限りません。上限の金利も忘れずチェック - 2.
借入れ限度額
必要な資金の借入れができる限度額になっているかチェック - 3.
返済期間
借入したい金額(借入希望額)を、どのくらいの期間で返済したいかを考え、その期間の設定が可能かチェック - 4.
保証料の有無
保証料の負担が必要かチェック - 5.
繰上げ返済手数料
ボーナスなどで臨時に繰上げて返済可能か、その際に手数料は発生するかチェック - 6.
諸費用(事務手数料など)
忘れがちな諸経費をチェック
また、ディーラーで月々の返済額が少なく設定できる「残価設定型プラン」を勧められることがあります。これは、車両本体価格の一部をあらかじめ残価(3年後や5年後などの予想下取り価格)として据え置き、残りの金額を返済していくため総借入額が抑えられるのが特徴です。
プラン終了時に、同じ販売店で新しい車に乗換える際に、残価分を精算して買い上げることもできます。ただし、3年後や5年後にキズや事故などで購入時に設定した価格と差額が出れば自己負担になるため注意が必要です。
自動車ローン借入れ条件
イオン銀行の「自動車ローン(イオンアシストプラン)」の借入れ条件を参考に、先ほどの6つのポイントを確認してみましょう。
- 1. 金利
固定金利 年3.8%~年13.5%(2024年10月1日現在)となっています。- ※ 実際に融資される際の金利は、審査によって決定します。
- 2. 借入れ限度額
10万円以上700万円以内(10万円単位)で設定することができます。 - 3. 返済期間
1年以上8年以内(1年単位)で設定することができます。ご自身の返済計画に合わせて設定できるようになっています。 - 4. 保証料の有無
担保・保証人とも不要となっています。保証料も必要ありません。 - 5. 繰上げ返済手数料
インターネットバンキングまたは店舗のいずれかで一部・全額繰上げ返済ができます。どちらの場合も手数料はかかりません。 - 6.
諸費用(事務手数料など)
事務手数料が受付1件につき2,750円(税込)で、印紙代が必要です。
イオン銀行の自動車ローン(イオンアシストプラン)なら、融資を受けるまでの間にお店に足を運ぶことなく手続きできます。まずインターネットで申込み、その後、ローン契約書などが送付されます。届いた契約書類に自署・押印し、必要書類を同封して返送すれば手続き完了です。わからない点があれば、年中無休でコールセンターが対応してくれるので、気軽に申込むことができます。
自動車ローン(イオンアシストプラン)の必要書類
申込みは、借入希望額など必要事項を入力するだけで、書類提出は必要ないのでカンタンです。
申込み後、イオン銀行からイオンアシストプランの契約書と確認書、口座開設申込書(イオン銀行普通預金口座がない場合のみ必要なもの)が送付されます。これに本人確認書類(運転免許証や健康保険証のコピー)、年収確認書類(必要な場合のみ)を添付して返送するという流れになっています。
自動車ローンの返済計画を立ててみよう
金利の違いによって毎月の返済額がどのくらい変わるのか事例をもとに試算してみました。
試算条件
借入希望金額:250万円、借入期間:4年、ボーナス支払(増額返済)はしない
例えば、
金利が4.8%だと、毎月返済分は57,347円
金利が3.8%だと、毎月返済分は56,224円
となります。
あくまでも金利による返済額の概算になりますが、1%の金利差により毎月の返済額も約1,000円差になります。つまり年間12,000円の差になり、借入金額がさらに多ければもっと毎月の返済額に大きな違いがでます。
イオン銀行のホームページには、返済額シミュレーションが用意されています。
借入希望額や借入期間、金利、ボーナスでの増額返済など、条件を変えて試してみましょう。
返済期間や毎月の返済額をみることで、借入後のイメージがつかめるはずです。
今回のまとめ
- 自動車ローンはディーラーが提供するローン以外に銀行で借入れ可能
- 自動車ローンは中古車購入のほか、車検・修理やドライブレコーダー購入なども対象
- 申込前に返済額シミュレーションで、自分にあった返済計画を立てよう
- ※ 本ページは2018年2月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。