生命保険はいらない?生命保険が不要な人の特徴と未加入のデメリットについて解説

2026.1.21

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生命保険に加入すべきか迷っていませんか?
「入った方がいいのかな」「今のままで十分?」と悩む方は少なくありません。
一方、世間では「生命保険はいらない」という意見も耳にします。保険の更新案内が届いて、見直すべきかどうか判断に迷う方も多いでしょう。

そこで本コラムでは、生命保険が“いらない”と言われる理由や、未加入で起こりうるデメリットについて解説します。
さらに、他の家庭がどのくらい保険に加入しているのかという平均データを紹介しながら、保険が必要な方・必要性が低い方の特徴の他、加入しない場合の注意点についても解説します。

そもそも、生命保険の保険料はみんないくら支払っているの?

生命保険文化センター「2024年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、世帯の加入状況(個人年金保険を含む)は、加入率が89.2%で、年間払込み保険料が35万3,000円です。1カ月あたりの平均保険料は約2万9,400円で、加入件数は平均約3.8件です。
「自分より多い(もしくは少ない)」などと、平均データとの差を感じた方もいるでしょう。

そこで、もう少し詳しく、世帯主年齢別や世帯年収別などで見ていきましょう。(いずれも民間保険、簡易保険、JA、県民共済・生協などを含む)

何割くらい加入?“世帯主年齢別”の「生命保険・個人年金保険」の世帯加入率

世帯主の年齢によって、世帯の保険加入率は異なるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

世帯主の年齢 世帯の保険加入率
29歳以下 69.5%
30~34歳 80.3%
35~39歳 88.3%
40~44歳 86.8%
45~49歳 92.7%
50~54歳 93.4%
55~59歳 94.0%
60~64歳 91.4%
65~69歳 95.2%
70~74歳 89.7%
75~79歳 89.0%
80~84歳 77.6%
85~89歳 63.3%

29歳以下は7割未満ですが、30代からは8割を超え、45歳以上では9割になっています。また、70代以降は9割未満と、高齢になるにつれて少々減っていることがわかります。

何割くらい加入?“世帯年収別”の「生命保険・個人年金保険」の世帯加入率

世帯年収によっても保険の加入率は異なるのでしょうか。詳しい数字を見ていきましょう。

世帯年収 世帯加入率
200万円未満 75.5%
200~300万円未満 79.9%
300~400万円未満 84.9%
400~500万円未満 88.4%
500~600万円未満 91.2%
600~700万円未満 93.1%
700~1,000万円未満 94.0%
1,000万円以上 94.0%

世帯年収が増えるとともに、保険の世帯加入率が上がっていることがわかります。

年間の保険料はどのくらい?世帯主年齢別の「世帯年間払込み保険料」は

世帯主の年齢によっても、年間の払込み保険料は異なるのでしょうか。詳しいデータを見てみましょう。

世帯主の年齢 年間の払込み保険料
29歳以下 32万2,000円
30~34歳 29万8,000円
35~39歳 31万2,000円
40~44歳 37万4,000円
45~49歳 36万8,000円
50~54歳 38万2,000円
55~59歳 40万7,000円
60~64歳 34万3,000円
65~69歳 35万4,000円
70~74歳 34万5,000円
75~79歳 30万8,000円
80~84歳 28万2,000円
85~89歳 25万3,000円
  • 85歳以上はサンプルが30未満

年間払込み保険料が最も多いのは、55~59歳で40万7,000円です。1カ月あたりでは、約3万3,900円となります。

年間の保険料はどのくらい?世帯年収別の「世帯年間払込み保険料」は

次に、世帯年収によっても年間払込み保険料はどのくらい異なるのでしょうか。具体的に見てみましょう。

世帯年収 年間払込み保険料
200万円未満 25万2,000円
200~300万円未満 24万4,000円
300~400万円未満 25万3,000円
400~500万円未満 25万2,000円
500~600万円未満 32万2,000円
600~700万円未満 33万5,000円
700~1,000万円未満 39万9,000円
1,000万円以上 55万4,000円

世帯年収が高くなればなるほど、年間払込み保険料が増えていることがわかります。最も高いのは世帯年収1,000万円以上の世帯で、年間55万4,000円です。月額に換算すると、約4万6,200円となります。

この数字を見ると、「自分はあまり保険に入っていないけれど、大丈夫だろうか」と不安になった方や、逆に「自分はもっとたくさん保険に入っている。入りすぎかもしれない」と感じた方もいるかもしれません。

また、「生命保険はいらない」という話を耳にすることもあるでしょう。そのため、「自分はどうしたらよいのか」と混乱する方も多いと思いますが、保険の要不要は、年齢や世帯年収だけで決まるものではありません。もっと保険が必要な方もいれば、逆に保険がいらない方というケースもあります。

生命保険がいらない人ってどんな人?

では果たして、「生命保険がいらない人」とは、どんな方なのでしょうか。
以下、例を紹介します。

保険が不要になる可能性のある例

  • 夫婦共働きで、どちらかに万一のことがあっても、残った一人が家計を支えることができる方
  • 団信(団体信用生命保険)を付帯して住宅ローンを組んでいるため、万一の際にも残されたご家族がお金の心配をせずに引続きご自宅に住むことができ、かつ住居費以外についてもその後の生活資金などの分の貯蓄ができている方
  • 資産が豊富にあり、万一の際にもその資産によって生活がまかなえる方
  • 扶養している家族がいないため、自分に万一のことがあった場合にお金を残す必要がない方

しかし、いずれも「生命保険が全くいらない」とはかぎりません。万一の際の葬儀代やお墓の費用を含め、ご家庭の収支を整理し、公的保障や貯蓄、その後の収入で家計が成り立つかを確認したうえで、保険が必要かどうかを判断することが大切です。

生命保険に入っていない場合のデメリットとは

生命保険に入らない場合は、どんなデメリットがあるのでしょうか。「生命保険に加入しない」と決めている方も、念のため確認しておきましょう。

デメリット1)万一の際に、家族の生活が不安定になる恐れがある

死亡保障のある保険に未加入の状態で万一のことがあった際、家族の生活費や教育費のほか、ペアローンのため住宅ローン返済が残っている場合などでは、突然の収入減によって家計が厳しくなる可能性があります。特に、小さな子どもがいる家庭や、共働きで収入に偏りがある場合は注意が必要です。

デメリット2)病気やケガで収入が減った場合に生活費が困窮する恐れがある

日本では、高額療養費制度によって医療費の自己負担額には上限がありますが、長期入院・療養によって収入が減るもしくは無くなるといったことが起きると、家計が大きく圧迫される恐れがあります。
特に自営業やフリーランスの方は、有給制度や傷病手当金といった制度が使えないため、医療保険に未加入なまま大きな病気やケガをしてしまうと影響が大きくなりがちです。

デメリット3)貯蓄の減少により、心理的不安が増す

万一のケースや病気・ケガによる収入減で貯蓄を取り崩す状況が続くと、貯蓄が減る一方となり、将来に対する不安が高まります。家族の病気やケガなどで、ただでさえ心理的負担が大きいなか、「お金が減っていくこと」への心配が重なることで、精神的ストレスが大きくなる恐れがあります。

これらデメリットをしっかり押さえたうえで、保険に加入するかどうかを改めて確認することをおすすめします。

とはいえ、いろいろな保険に加入しすぎると、保険料が生活費を圧迫しますし、必要な保険が足りないと、万一の際に生活が困窮してしまいます。万一のときにどんなことが困るかをしっかり把握したうえで、保険の要不要を考えることが大切です。

「自分にあった保険」について知りたい方は、お気軽にご相談を

「保険に入っていなかったけど、考えてみた方がいいのかな」「今入っている保険に過不足はないのかな」と思われた方は、いろいろな保険会社の商品を扱っているイオン銀行へのご相談がおすすめです。さまざまな会社の保険の特徴について教えてもらいながら、自分にあった保険を検討することができます。多くの店舗はイオン・イオンモールに併設されているため、お買い物のついでに相談ができて便利です。

また、保険だけでなく、定期預金投資信託など、さまざまな金融商品のお取扱いもあるため、資産形成を含めてお金全体の相談をすることもできます。
ご相談は無料でできます。来店ご予約のうえ、ぜひお気軽にご相談ください。

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西山 美紀

ファイナンシャルプランナー

出版社で編集・マーケティングに従事後、2005年にフリーライターとして独立し、FP資格を取得。貯蓄・節約・投資・保険といった、暮らしに身近なお金のテーマを中心に、子育てや生き方に関する取材・執筆・監修・講演等を行う。単に貯蓄額だけを増やすのではなく、うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方・増やし方を発信。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)、『お金の増やし方』(主婦の友社)等。男女2児の母。現在心理学を専攻する大学生でもあり、より心豊かに生きるヒントについて研究中。

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