住宅ローン金利1%以上の方必見!借換えで161万円の節約ができる場合も!
執筆者:マネーコンサルタント|頼藤 太希
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従来は、借換えのメリットが出る一般的な目安は、「住宅ローンの借入残期間が10年以上」「ローン残高が1,000万円以上」「お借入れしている金利と借換後の金利差が年1%以上」と言われてきましたが、しかし最近、諸費用の安い銀行を活用すれば、金利差が年0.3%でも借換えのメリットが出るようになりました。
金利差が年0.3%でも借換えのメリットあり
金利差 年0.3%は僅かな金利差に思えますが、残りの借入期間が長く、借入残高が多い人ほどメリットはあるので借換えを検討した方がよいでしょう。
本コラムでは、実際に借換えた場合、どれくらいメリットが出るかをシミュレーションしていきます。
借換えシミュレーションを確認
実際に借換えた場合、どれくらいのメリットがでるかをシミュレーションしてみましょう。
ローン残高3,000万円(ボーナス払い無し)借入残期間25年
借換えパターン1:金利 年1.0%から年0.7%へ借換え(金利差 年0.3%)
借換え前 金利年1.0%
毎月返済額:11万3,061円 総返済額:3,391万8,377円
借換え後 金利年0.7%
毎月返済額:10万9,034円 総返済額:3,271万94円
借換え後のメリットは
毎月の返済額▲4,027円
総返済額の差額▲120万8,283円
借換えの諸費用が86万8,000円だった場合、かかった諸費用を差し引いても
34万283円のメリットがあります。
住宅ローンは借入額が大きいので、34万283円のメリットは小さく感じるかもしれませんが、この分貯蓄することを考えたら、大きな金額です。
次に上記と同じローン残高、借入残期間とし、金利差 年0.6%でシミュレーションしてみます。
借換えパターン2:金利1.5%から0.9%へ借換え(金利差 年0.6%)
借換え前 金利 年1.5%
毎月返済額:11万9,980円 総返済額:3,599万4,148円
借換え後 金利 年0.9%
毎月返済額:11万1,708円 総返済額:3,351万2,521円
借換後のメリットは
毎月の返済額▲8,272円
総返済額の差額▲248万1,627円
借換えの諸費用が86万8,000円だった場合、かかった諸費用を差し引いても
161万3,627円のメリットがあります。
金利が年0.3%以上下がる人は、借換えを積極的に検討してみてはいかがでしょうか?
借換えを検討する場合の注意点
借換えのシミュレーションは店舗のある銀行窓口ではもちろんのこと、金融機関のホームページで借換えシミュレーションできます。
「ローン残高」「借入残期間」「金利」を入力し、借換えした場合の「ローン金額」「借入期間」「借換後の金利」を入力すればシミュレーションできます。
ここで注意したいのは金利タイプを変更する場合です。金利タイプには大きく3つのタイプがあります。「全期間固定金利型」「固定金利期間選択型」「変動金利型」です。
「固定金利期間選択型」に比べると「変動金利型」の方が金利は低い傾向にあります。そのため、固定金利から変動金利に借換えた場合、金利差が大きくなるケースが多く、シミュレーションをすると借換えメリットが大きくなります。
ただし、変動金利の注意点として、市場金利が上昇すればそれに連動して金利も上昇し、その結果、返済額も増えます。そのため、固定金利から変動金利に借換えする場合は、金利が上昇するリスクも考慮が必要です。
今回のまとめ
- 借換えのメリットが出る目安は、「住宅ローンの残債期間が10年以上」「ローン残高が1,000万円以上」「借換後の金利差が年0.3%以上」
- 金融機関のホームページで借換えシミュレーションできる
- 金利タイプを変更する場合は注意が必要。固定金利から変動金利に借換えする場合は、金利が上昇する場合も考慮が必要
- ※ 本ページは2017年11月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。
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