イマドキの投資は1,000円からできる!資産運用上達の秘訣とは!
執筆者:ファイナンシャルプランナー(CFP)|高山 一恵
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お給料もなかなか上がらず、預貯金の金利が年0.001%と限りなくゼロに近い状態が続く中、少しでもお金を増やしたいと、「投資」に興味を持つ人は多くなってきています。とはいえ、元本割れをするかもしれないと思うと、なかなか投資へと踏み出せないという人も少なくないようです。投資が上手になるコツは、習うより慣れろで、経験することが一番!
そこで、今回はお小遣い程度でできるオススメの投資商品をご紹介します。
投資信託なら1,000円で投資できる!気軽が一番!
投資というと、株式投資を思い浮かべる人が多いと思いますが、初心者がまずトライしたいのが「投資信託」です。
投資信託とは、多くの投資家から集めたお金を1つにまとめて、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが経済状況などを見ながら株や債券、不動産などの最適な商品に投資する仕組みの商品のこと。投資した商品が値上がりすれば、売却益や分配金という形で利益を得ることできます。反対に値下がりすれば元本割れします。
初心者が投資をする場合、まず、何に投資したらよいのかで迷うことが多いと思いますが、その点、投資信託ならプロが商品や銘柄を選んでくれるので手間を省くことができます。
また、個人で株を買う場合、よほど資金がないといくつも銘柄を買うことはできませんが、投資信託の場合、多くの投資家から集めたお金を1つにまとめて投資をするので、多くの銘柄や商品に分散投資が可能です。
さらに、投資信託が初心者に優しいのは「1,000円」から投資できるところ。投資というと、まとまったお金がないとできないというイメージを持っている人も多いと思いますが、今はお小遣い程度で投資できる時代なのです。
つまり、投資信託が初心者にオススメのワケは①プロが運用してくれる②分散投資が可能③1,000円程度の少額から投資できるからといえます。
初心者でもわかりやすい投資信託は「インデックス型」幅広く分散投資
次に投資信託に投資しようと思った場合、どの投資信託に投資するのか商品選びをすることになると思いますが、現在、投資信託は約6,000本以上販売されています。初心者にとっては、その中から自分に合う投資信託を見つけることは至難の技。そこで、初心者が始めやすい投資信託を紹介しましょう。
投資信託の運用の方法には「インデックス型」と「アクティブ型」がありますが、初心者にわかりやすいのが、日経平均やTOPIXなどの株価指数等に連動して運用される「インデックス型投信」です。インデックス型投信は、日経平均などの指数に連動して運用されるので値動きがわかりやすく、ニュースや新聞などで情報を入手しやすいので初心者向けといえるでしょう。
例えば、「インデックスファンド225」は、日経平均株価に連動して運用されますが、この投資信託を購入した場合、日々のニュースで日経平均株価の値動きをチェックすれば、値上がりしているのか、値下がりしているのかがわかりますね。
なお、株価指数に連動して運用されるようコンピュータで自動運用されているのでコストが安い点もインデックス型の魅力です。
投信自動積立を活用して手間暇かけずに投資 忙しい人に最適です
投資信託を効果的に投資するために、ぜひ活用したいのが「投信自動積立」です。リスクを低くしながら安定的に運用するためには「分散投資」が欠かせません。銘柄や商品を分散することももちろん大切ですが、実は時間を分散して投資することもとても大切です。
投信自動積立とは、毎月決められた日に指定した銀行口座から自動的に一定額が引き落とされ、投資信託を買いつけていく仕組みのこと。購入する口数が決まっているわけではなく、「1万円分」など一定の金額を指定して、その金額で買える口数を買うというものです。
ですから、購入時の基準価額が安ければ口数を多く、高ければ口数を少なく買い付けることになるわけです。このような方法を「ドル・コスト平均法」と呼びます。
例えば、下の図のように「毎月1万円・3カ月投信自動積立」をした場合を見てみましょう。
1カ月目は基準価額が1万円なので、買い付けは1口
2カ月目は基準価額が2,000円になると、買い付けは5口
3カ月目は基準価額が5,000円なので、買い付けは2口
仮に3カ月目で売却した場合どうなるでしょうか?
3カ月で、投資金額3万円に対して、買い付け口数は8口。
3カ月目で投資信託を売るとなると、基準価額は5,000円で口数は8口なので、5,000円×8口=4万円になり、1万円儲かったことになります。
(※投資信託の売却は、売却日の基準価額×買い付け口数で行う)
つまり、ドル・コスト平均法により平均購入単価を下げることができるので、このようなことが可能になるわけです。
投資において利益を出すコツは、値段が低いときに買って高いときに売ることですが、投資初心者ほど、値下がりしたときには怖くて買えないものです。その点、投信自動積立なら、毎月決められた日に値上がりしていようが、値下がりしていようが自動的に買い付けるので、投資に対するストレスを軽減してくれる効果があります。
投資信託を積立で毎月一定額コツコツと買い付けていく方法は、初心者にはぴったりの方法といえるでしょう。
今回のまとめ
- 投資信託は、多くの投資家から集めたお金を1つにまとめ、運用のプロが経済状況などを見ながら最適な金融商品に投資する仕組みの商品
- 1,000円からの投資できるので、投資経験のない初心者にもハードルが低い
- 初心者にオススメの投資信託は「インデックス型」
- 投信自動積立なら、毎月決められた日に値上がりしていようが、値下がりしていようが自動的に買い付けるので、投資に対するストレスを軽減してくれる効果がある
- ※ 本ページは2017年8月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。
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