家計はどこから見直すべき?固定費の見直しなど今からできる節約術

2026.4.10

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物価高が続く今、食費や日用品代、光熱費などが増え、家計のやりくりが大変だと感じる方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、「どこを見直せばいいかわからない」「我慢する節約は苦手で、なかなか手をつけられない」と悩む方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、今すぐはじめられる家計の見直し術を紹介します。

支出を「固定費」と「変動費」にわけて確認してみよう

普段使っているお金は、大きく「固定費」と「変動費」の2つにわけられることをご存じでしょうか。それぞれどんなお金が当てはまるのか、確認していきましょう。

固定費 変動費
  • 住居費(家賃・住宅ローン)
  • 水道・光熱費
  • 通信費(スマホ代・ネット代)
  • 保険料
  • サブスクリプション代
  • 食費
  • 外食費
  • 日用品代
  • 洋服・雑貨代
  • 交際費
  • 趣味・レジャー費

固定費

固定費とは、毎月ほぼ一定額として支出されるお金のことをさします。一度契約すると自動的に支払いが継続されるものが多いため、意外と支出に気づきにくいケースが多数あります。
固定費は契約している会社やプランを定期的に見直すことで、支出を抑えられる場合があります。

  • 住居費(家賃・住宅ローン)
    賃貸は家賃が、持ち家は住宅ローンや管理費など、毎月一定額がかかるのが住居費です。家計に占める割合が大きいです。
  • 水道・光熱費
    電気・ガス・水道など、いわゆるライフラインをさし、毎月必ず発生するお金です。季節によって変動があるのが特徴です。
  • 通信費(スマホ代・ネット代)
    スマホやネットも必需品となり、毎月かかるお金ですね。銀行引落としやクレジットカード払いが多く、金額が膨らんでいても気づきにくいことが多いです。
  • 保険料
    生命保険、医療保険、自動車保険などの定期的な支払いです。こちらも銀行引落としなどのケースが多く、金額に気づきにくい場合が多いです。
  • サブスクリプション代
    動画・音楽配信サービス、ジム、ネットサービスなど、毎月自動的に引落としされるサービスです。スマホ代と一緒に引落とされている場合もあります。

変動費

変動費とは食費や日用品代・交際費など、毎月出ていく金額が変動するお金のことです。必要に応じて、その都度金額や内容が変わるお金で、気分や状況によっても大きく変化することが多いです。

  • 食費
    スーパーなどで買う食品や飲み物などの支出です。最近は物価高の影響で、家計を圧迫していると感じる方が多いのではないでしょうか。
  • 外食費
    レストランやカフェなど、自宅以外の場所で飲食した場合の費用です。
  • 日用品代
    洗剤、シャンプー類、トイレットペーパー、ティッシュなど生活の必需品に対する支出です。不足したら買い足すため、月々の支出が変動するのが一般的です。
  • 洋服・雑貨代
    衣類やバッグ、靴、小物購入など、季節や必要性に応じて変わる支出です。
  • 交際費
    友人との飲み会や食事、贈り物、冠婚葬祭など、人付き合いにかかる支出です。イベントにより増減しやすいお金です。
  • 趣味・レジャー費
    旅行や映画、ライブなど、自分の趣味のための支出です。レジャー費は季節によってイベントが増減するため、変動しやすい支出といえます。

意外と知らない?わが家の「収支」の把握が家計改善の第一歩

支出にはどんな種類があるか確認してきましたが、実際に支出がどの程度の額になっているか、よく把握していないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、「収入と支出を確認する4ステップ」をご紹介します。これまで収支をあまり把握していなかったという方はぜひ確認してみましょう。

ステップ1:収入と支出を確認する

まず月々の収入と支出がどのくらいかを確認します。共働きの場合は、二人の収入も確認しましょう。後ほど紹介するステップ3で将来のライフイベントを見据えたときに必要な貯蓄額の目標を決める際、ここで出した収支の数値が土台になります。

ステップ2:「固定費」を洗い出す

住居費、通信費、保険料、サブスク代など、毎月必ず支払っている「固定費」をリストアップします。銀行引落としやクレジットカード払いのケースが多いため、銀行の入出金明細やクレジットカードの支払い明細を確認するのがおすすめです。

ステップ3:必要な「貯蓄目標額」を決める

収入から固定費を引いたお金が、毎月自由に使えるお金になります。しかし、その金額をすべて変動費に充ててしまうと、貯蓄ができません。
そこで先に貯蓄額を決めておいて「先取り貯蓄」するのがおすすめです。先取り貯蓄とは、収入を得たら先に貯蓄分を確保する方法です。使ってしまう前に貯蓄額を確保しておくことで使い過ぎを防ぎ、確実にお金を貯めやすくなります。残ったお金が毎月使える生活費になるため、「いくら使っていいのか」が分かりやすく、家計管理もしやすくなります。
毎月の貯蓄額の目安は、手取り月収に対して10%以上あると理想的です。共働きの場合やゆとりがある場合は20~25%をめざせるとよいでしょう。

収入に対する貯蓄額の目安イメージ
収入に対する貯蓄額の目安イメージ

今後のライフイベントにかかる支出や現在の収支の状況を見ながら、家族で毎月の貯蓄額を決めましょう。また、次の項目でご紹介する固定費や変動費の見直し方法によって家計にゆとりができたら、貯蓄額を増やすことも検討してみましょう。

ステップ4:毎月使える金額の範囲で「変動費」を決める

収入から毎月の固定費と貯蓄額を引いた金額が、「変動費」として自由に使える金額になります。その金額の範囲内で、食費や日用品代、交際費などに使うようにしましょう。
ただし変動費は、それぞれ状況によって金額が異なるため、細かく予算を決めるのではなく、毎月「いくらくらい」と大まかに決めておくとよいでしょう。

ここまでのステップ1~4に従って確認した結果、変動費に割ける金額が極端に少ない場合は家計の見直しが必須です。まずは固定費から見直すことをおすすめします。

大きな節約効果が続く!まずは「固定費」から見直そう

現在の収支の流れが把握できたら、次は支出の見直しです。固定費は毎月一定額出ていくお金であり、もし1,000円でも2,000円でも減らすことができれば、年間で1万円や2万円以上の大きな節約につながります。項目を1つずつ、しっかり利用できているか、減らせるところがないかを確認しましょう。

代表的な見直し内容をいくつかご紹介します。

  1. 保険
    必要な保障内容に絞れているか、契約当時と現在で内容に変化がないか確認しましょう。
  2. 居住費
    賃料の安いところへの引越しはもちろん、住宅ローンの借り換えも固定費への影響力があるポイントです。
  3. スマホなどの料金
    スマホの契約プランを見直したり、不要なサブスクをカットしたりすると、思った以上に削減できることがあります。
  4. インフラ
    電気・ガスも電力会社やガス会社の見直しにより、基本料金を抑えられる可能性があります。

見直し次第では高い節約効果が期待できますので頑張りましょう。

次に「変動費」の見直しです。変動費の見直しは、1~2週間ほど、できれば1カ月間、支出をメモして確認していくことがおすすめです。「習慣化しているけれど実は減らせるもの」「購入したものの、結局利用していないもの」など、ムダな支出が見つかれば、意識していくことで少しずつ減らせます。

また、おおまかな予算に対してどれだけ使ったかを確認して、支出の要不要をチェックしていくこともよいでしょう。

貯蓄のコツは、「貯める」ではなく「自然に貯まる」

「お金が残ったら貯めよう」と考えていたり、「そのためには、1つずつの支出をチェックして我慢しなくては」と頑張りすぎたりすると、貯蓄はなかなかうまくいきません。
貯蓄を上手にすすめていくには、貯めようと思うのではなく、自然と貯まる状況にするのがおすすめです。
毎月の貯蓄額を決めたら、その金額を自動積立定期預金に申込むなど、自動的に貯まる仕組みを取入れましょう。

ちなみに、わが家でも「お金を貯めよう!」と常に考えなくても済むように、自動的に貯まる仕組みを取り入れています。具体的には、自動積立預金や積立投資、家族の勤務先の財形貯蓄などです。毎月決まった金額が貯蓄にまわっていくので、手元にあるお金を全部使ってしまっても、貯蓄が確保されるので安心です。
貯めるお金を、わざわざATMに行って移し替えたり、振込んだりする手間がいらないのも大きなメリットです。自然にお金が貯まりますよ。

ただし、家計改善も貯蓄も、家族のうちの誰か一人が頑張るだけでは、なかなかうまくいきません。できれば、家族みんなで話し合いながら、楽しく進められるとよいですね。

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家計の見直しは「プロの視点」からアドバイスをもらうのも手

夫婦や家族だけでは、なかなかお金の話がしにくい場合もあるでしょう。
そんなときは、お金のプロに相談して、客観的なアドバイスをもらうことも一案です。
家計を見直す際に、「わが家の家計は、特にどこを見直したらよいのだろう」「みんなが取組みやすいところはどこだろう」と感じる際にも、具体的なアドバイスをもらうことで、家計改善のヒントが見つかるかもしれません。
ファイナンシャルプランナーなどのお金のプロに相談すれば、ライフプランシミュレーションを元に、わが家に最適な家計の見直しを提案してもらえます。

家族に関するお金は、日々の支出だけではありません。たとえば、保険の見直しや住宅ローンの見直しなども、大きな効果があります。
このようなお金のプロへの相談は、お近くのイオン・イオンモールにあるイオン銀行の窓口で可能です。

イオン銀行からのコメント
イオン銀行からのコメント

今こそ「家計の見直し」をはじめるチャンス!第一歩を踏み出そう!

お金と生活は、密接につながっています。
イオン銀行では、現在の収入やライフスタイルから、生涯の収支や貯蓄額をシミュレーションしながら、理想のライフプランを叶えるアドバイスをお届けしています。

イオン銀行で相談できること

  • 家計診断
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  • 住宅ローンお借替えのご相談
    住宅ローンを見直すことで、月々のローン返済額や総返済額が軽減されるケースもあります。
  • 保険見直し
    保険証券を持参のうえご来店されると、必要な保障なのか、見直しが必要ではないか確認できます。保障内容を最適なものにすることで月々の支払保険料の軽減につながるかもしれません。

来店ご予約のうえ、お一人でも、ご家族とご一緒でも、ぜひお買い物のついでにお気軽にお立ち寄りください。

  • 本ページは2026年4月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性など内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。

お申込みに際しては、以下のご留意点を必ずご確認ください。

オススメ

西山 美紀

ファイナンシャルプランナー

出版社で編集・マーケティングに従事後、2005年にフリーライターとして独立し、FP資格を取得。貯蓄・節約・投資・保険といった、暮らしに身近なお金のテーマを中心に、子育てや生き方に関する取材・執筆・監修・講演等を行う。単に貯蓄額だけを増やすのではなく、うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方・増やし方を発信。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)、『お金の増やし方』(主婦の友社)等。男女2児の母。現在心理学を専攻する大学生でもあり、より心豊かに生きるヒントについて研究中。

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