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これならできる!1年で100万円貯蓄する方法

本記事では、1年で100万円貯めるために、どのようなステップを踏んで準備すればよいかご紹介しましょう。

ステップ1 支出を把握する

貯蓄できるリズムを作るために「支出を把握する」ことから始めましょう。自分がいつ・何に・いくら支出しているのか把握し、それが無駄ではなかったか振り返ることが大切です。

まずは、1週間、1日の支出を手帳のかたすみにでも書き出してみましょう。項目別に明細を書く必要はありません。レシートやカード支払い明細を見ながら、どこでいくら使ったかを書くだけなら数行で済むはずです。自動販売機などレシートが出ない現金支出も忘れずに。ここで重要なのが、「振り返り」です。

例えば、1日1回、100円のコーヒーを飲んでいる場合、この支出を抑えることができれば、365日で考えると3万6,500円になり大きな節約になります。このように節約できる支出はないか振り返り、翌週に活かせばその差額を貯蓄に回していけるのです。

上記の考え方を踏まえた上で、見直せるものとして「固定費」があります。代表的なのが通信費。大手キャリアのスマホから格安スマホに変えただけで月4,000円節約できたら年間4万8,000円も貯められることになります。保険もなんとなくおつきあいや営業社員に言われるがまま入っていたものを見直して月5,000円節約できたら年間で6万円になります。通信費と保険合わせて10万8,000円貯められる計算です。

1年で100万円貯める目標のうち、節約で10分の1が達成できたら毎月の貯蓄額を少なく抑えることもできるということになります。

ステップ2 先取り貯蓄をする

支出を把握し、無駄がなかったか把握できたら、実際に貯蓄するプランを立てていきましょう。1年間に100万円貯めるには単純に12ヶ月で割り戻すと8万3,333円の積み立てが必要です。

目標を達成するためには、お給料が入ったら先に毎月決まった額を貯蓄に回し、残ったお金で生活するという「先取り貯蓄」をすることがポイント。決まった額を着実に貯めていくことができます。生活費をやりくりして余った分を貯蓄する「余ったら貯蓄」ではなかなか貯まらないものです。

先取り貯蓄の方法でオススメなのが自動的に貯蓄できる仕組み。会社の「財形貯蓄」や「社内預金」は給料を振り込む前に貯蓄額を引いて振り込んでもらえます。「積立定期預金」は、毎月決まった日に決まった金額を口座から引落して定期預金にいれてもらえる商品です。

ステップ3 貯蓄を「見える化」する

貯蓄も生活資金も同じ口座で管理していると、貯蓄のお金と使っても良いお金の区別がわかりにくくなってしまうものです。はっきりといくら貯まったか「見える」と達成感も高まり、より頑張ろうというモチベーションを保つことができるでしょう。口座を分けて管理することで生活資金などの使い過ぎを防ぐこともできます。

先ほどご紹介した通信費と保険の見直しで節約できた10万円を貯蓄し、残りの90万円を12ヶ月で割り戻した7万5,000円ほどを毎月先取りして、貯蓄専用口座で管理する…これで100万円達成です。

月7万5,000円の貯蓄が大変なら、ボーナス時に多めに貯蓄するという方法もあります。ボーナス時に20万円、年2回であれば40万円の貯蓄をすれば、残りの50万円を12ヶ月で割り戻した4万1,666円が毎月の必要貯蓄額となり、より現実味を帯びてくるでしょう。

今回のまとめ

  • 貯蓄できるリズムを作るために「支出を把握」し、固定費を見直す
  • 「財形貯蓄」「社内預金」「積立定期預金」を活用して、先取り貯蓄を行う
  • いくら貯蓄できているか把握するため、日常口座と貯蓄口座を分ける
  • 本ページは2019年5月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。

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ファイナンシャルプランナー(CFP) 稲村 優貴子

ファイナンシャルプランナー(CFP)、心理カウンセラー
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆業務を行い、テレビ・新聞・雑誌などのメディアでも活躍中。FP Cafe登録パートナー。

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