資産形成をはじめる前に

お金の色分け

まずはご自身のお金を「日常の生活に必要なお金」「近い将来使う予定のあるお金」「当面使う予定のないお金」に色分けしましょう。資産運用は「当面使う予定のないお金」で行うことがポイントです。また、商品を選ぶ際はニーズに合った商品を選ぶことが大切です。

日常生活に必要なお金や近い将来使うお金は預金でしっかり守ろう!
余裕資金で資産運用!ニーズに合った、商品を選ぼう!

リスクとリターンの関係

リスクについても確認しましょう。「リスク」とは、リターンの振れ幅のことです。一般的に大きなリターンが期待できる商品は、その分リスクも大きくなる傾向があります。リスクを抑えようとすると、リターンも小さくなる傾向があります。

リスクとはリターンの振れ幅のことなんだね

資産運用における主なリスクの種類

価格変動リスク 株式や債券などの有価証券は、さまざまな要因で価格が変動します。それらを投資対象としている金融商品も同様に価格が変動します。

為替変動リスク 外貨建資産で運用を行うと、為替相場の変動の影響を受けます。外貨ベースでの価格が同じでも、その通貨に対して円安になれば為替差益が得られる一方、円高になれば為替差損が発生します。

金利変動リスク 債権は満期日までの間、市場金利が上昇すると価格が下落し、市場金利が低下すると価格は上昇します。債権を投資対象としている金融商品の価格にも影響を受けます。

信用リスク 有価証券の発行者の信用状況が、その有価証券の価格に影響を与えます。信用力低下は価格の下落要因であり、信用力上昇は、価格の上昇要因となります。

まずは、この「4つのリスク」を覚えよう

リスクとの向き合い方

リスクとの向き合い方の基本は「長期投資」「分散投資」です。「分散投資」には、資産を分ける「資産分散」や投資のタイミングを分ける「時間分散」などがあります。1つ1つの特徴を見ていきましょう。

長期投資

「長期投資」とは、短期間で売買をくり返すことなく、長期にわたって金融商品を持ち続ける投資のことです。投資期間が長くなるにしたがって、リスクを抑えた安定的運用が期待できます。

保有期間別の1年あたりの収益率
【TOPIX(東証株価指数)の例】

  • 上記データは期間中の各月を起点とした過去1年・3年・5年・10年・20年の収益率を年率換算したものであり、将来の投資成果を保証するものではありません。
  • TOPIXの指数値及びTOPIXに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。

期間:1994年11月~2024年10月
出典:QUICKのデータをもとにイオン銀行作成。

保有期間が長くなると、最大リターンと最小リターンの差が小さくなっている!
長期投資はリスクが抑えられるということだね

資産分散

投資の世界では「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があります。卵を一つのカゴに入れておいた場合、そのカゴを落としてしまったら卵はほとんど割れてしまいますが、複数のカゴに卵を入れておくことで、そのうち一つを落としてしまっても、他のカゴの卵は無事に残ります。1つの資産にまとめて投資をするのではなく、複数の資産に投資をすることでリスクを抑えることができます。

資産を分けて持つと安心だね!

時間分散

投資のタイミング(時間)を分散することで、リスクを抑えることができます。一定の金額で定期的に継続して購入する方法をドル・コスト平均法といいます。価格が安いときには多く、高いときには少なく購入できるため、毎月一定の口数で購入するよりも、平均購入単価を低く抑える効果も期待できます。

ドル・コスト平均法
【毎月3万円ずつ購入した場合】

安いときに
たくさん買えるね
  • 上記は、ドル・コスト平均法の概念を説明するためのイメージです。税金など諸費用は考慮していません。
  • ドル・コスト平均法は将来の収益を約束したり、相場下落時における損失を防止するものではありません。
  • 口数については、小数点以下第 3 位を四捨五入して表示しております。

2025年8月現在

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