気になる記事はお使いのデバイスでブックマーク登録できます
【この記事を読んでわかること】
第3のお金と呼ばれることもある「ポイント」。買い物でためたポイントを次回以降の支払いに充てられるので、物価上昇にあえぐ家計の負担を軽減する手段の1つとして役立ちます。ポイントを効率よくためる活動は「ポイ活」と呼ばれ、広く浸透しています。
今回は、ポイ活の基本とメリット、上手なポイ活のやり方、ポイ活で効率よくポイントをためる方法を紹介します。
ポイ活とは、買い物などでもらえるポイントをためたり、ためたポイントを使ったりする活動のことです。「ポイント活動」を略してポイ活と呼ばれています。
買い物で支払いのときにポイントカードを提示したり、所定のキャッシュレス決済※で支払ったりするとポイントがたまります。ネットショッピングなど、店舗以外の支払いでもポイントがためられます。
ためたポイントは次回以降の買い物で「1ポイント=1円」などとして使えることがあります。店舗でポイントを使うときは、支払いのときに「◯ポイント使います」と伝えるだけです。ネットショッピングなどでも、利用するポイント数を入力すれば簡単に使えます。
ポイ活には、次のようなメリットがあります。
ポイ活は、店舗が用意したポイントサービス(ポイントプログラム)に登録したり、ポイントのたまる決済手段を利用したりするだけで誰でも気軽にはじめられます。一度登録すれば、あとはそのサービスを利用するだけでポイントがたまっていきます。
ポイントを支払いに利用すると、現金で支払う金額を減らせるため、生活費の節約に役立ちます。ポイ活で効率よくポイントをためれば、さらに生活費を節約することにつながります。
ポイ活のやり方には、次のようなものがあります。
スーパーやショッピングモール、コンビニ、ドラッグストアなど、さまざまな店舗がポイントサービスを提供しています。支払いの際に各店のポイントカードやスマホアプリなどを提示することでポイントがたまっていきます。
ポイントサービスによっては、グループの店舗や加盟店などで共通のポイントをためたり使ったりすることができるものもあります。
クレジットカード・スマートフォン決済(コード決済等)・電子マネーといったキャッシュレス決済を使うことでポイントがためられます。お店での支払いはもちろん、ネットショッピングなどの支払いでもポイントがためられます。
ポイントの還元率やポイントがたまる条件は、利用する決済方法によって異なる場合もあります。期間限定でポイントの還元率が大きくアップするキャンペーンなどもたびたび行われています。
ポイントをためることに特化したポイントサイトもあります。ポイントサイトでは、特定の商品を購入したりアンケートに答えたりすることでポイントがためられます。ポイントサイトでためたポイントは、自分の好きなポイントや電子マネーなどに交換できます。
ポイントによっては、1回の支払いでポイントを二重に手に入れる「二重取り」ができる場合もあります。たとえば、クレジットカードから電子マネーへチャージし、その電子マネーで支払うことで、チャージ時および支払い時にポイントが付与される場合があります。
さらに、所定の決済のポイントカードや店舗独自のポイントカードを提示することでポイントの「三重取り」「四重取り」ができる場合もあります。効率よくポイントをためるなら積極的に活用していきたいテクニックです。
便利でおトクなポイ活ですが、注意点もあります。
ポイントをためるために無駄遣いをするのは本末転倒です。それほど欲しくないものでも「ポイント還元率が高いから」と買ってしまうと、かえってお金を使ってしまうことになります。「普段の買い物や支払いをすることで自然にポイントがたまるようにする」というように、無理なくポイ活ができる仕組みを作りましょう。
有効期限が決まっているポイントも多くあります。せっかくポイントをためても、有効期限を過ぎれば使えなくなってしまいます。たとえば「最終利用日(ためる・使う・交換するなど、そのポイントを利用した日)から1年」であれば、期限内に利用することで再び有効期限をその日から1年間に延ばすことができますが、「◯年◯月◯日まで」であれば延長はできず、その日を過ぎると失効してしまいます。ためるポイントの失効ルールを確認しておき、ポイントを無駄にしないようにしましょう。
普段の買い物のときに使うポイントと、クレジットカード、電子マネー、スマホ決済、ショッピング、モバイル、水道光熱費、銀行、証券会社などを利用することでたまるポイントが違うと、せっかくのポイントも使いにくくなってしまいます。できるだけ、さまざまな支払いで同じポイントがたまるように工夫しましょう。
自分に合ったポイ活を選ぶ場合には、次の点を確認しましょう。
ポイ活でためるポイントは、できるだけ1つにまとめるようにしましょう。ポイントをまとめることで使いやすくなるからです。普段の買い物で利用するクレジットカード・電子マネー・スマホ決済で同じポイントがためられるようにしておくのがよいでしょう。また、スマホ料金や水道光熱費の支払い先・支払い方法を普段ためているポイントに統一すると、より効率よくポイントがためられます。
ポイントがたくさんもらえるとしても、手間がかかったり、ポイント獲得の条件が厳しかったりするポイ活だと、続けにくくなってしまいます。長く続けてポイントの恩恵を受けるためにも、ポイ活は日常生活のなかで無理せずに取組める方法・仕組みで行うようにしましょう。
通常、買い物をすることで得られるポイントの割合(基本還元率)は0.5%〜1%です。しかし、キャンペーン期間になるとポイントの還元率が高くなったり、割引が適用されたりすることもよくあります。さまざまなキャンペーンが充実していて、おトクになる機会の多いサービスを利用しましょう。
ポイントサイトのなかには、残念ながら悪質なポイントサイトも存在します。
国民生活センターの資料では、以下のような相談事例の傾向が紹介されています。
ポイントサイトを利用する前に、「運営会社が明確か」「ポイント獲得条件がわかりやすいか」「ポイントの獲得ハードルが低いか」「会員数が多く、サイトの運営歴が長いか」「退会方法がわかりやすいか」といったところもチェックしておきましょう。
普段からイオングループの店舗を利用しているならば、WAON POINTでポイ活をするのがおすすめです。WAON POINTは、イオンカード(クレジット払い)、電子マネーWAONでの支払い、またはWAON POINT加盟店での提示により、条件に応じてもらえるポイントです。たまったWAON POINTはイオングループの店舗で利用できるので、日々の節約にも役立ちます。
おすすめはイオンカードです。イオンカードの1つである「イオンカードセレクト」は、イオン銀行キャッシュカード機能、クレジットカード機能、電子マネーWAON機能の3つの機能が一体となったカードです。
イオンカードセレクトを利用してイオングループの対象加盟店でクレジット決済・電子マネーWAONでの支払いをした場合、WAON POINTが200円(税込)ごとに2ポイントためられます。
その他、以下のような特典も受けられます。(2026年6月のカレンダーを例に解説します。)
毎月10日の「ありが10デー」では、「AEON Pay」利用でWAON POINTが基本の10倍(200円(税込)ごとに10ポイント)、イオンカードセレクトを利用すると基本の5倍(200円(税込)ごとに5ポイント)たまります。対象商品は食料品・衣料品・暮らしの品まで幅広い(一部除外品あり)ので、ポイントもためやすいでしょう。
毎月10日のありが10デーがWAON POINTをためる日なら、毎月5日はWAON POINTを使う日としておすすめです。イオンの対象店舗で10WAON POINT以上を使って支払いをすると、支払ったWAON POINTの20%が後日ポイントバックされます(イオンの直営売場での支払いの場合は翌月15日〜20日の間、専門店での支払いの場合は当月末までに順次ポイントバック)。10日にポイントをため、5日にポイントを使う循環で日々をおトクに過ごしましょう。
不定期でイオンカードのクレジット払いやAEON Payのコード決済サービスを利用することで「ポイント10倍還元」になるキャンペーンが開催されることがあります。イオンカードセレクトを活用しても同様にポイント10倍還元になります。
毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」にイオンカードセレクトを利用して、全国のイオンや、イオングループの対象店舗でお買い物すると、お買い物の代金が5%オフになります。5%オフはポイ活とは関係なくおトクなので、必要なものをタイミングよく購入することでポイントも上手にためられます。
毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」のほかに、毎月15日の「G.G感謝デー」では、55歳以上の方限定ながら、イオングループの対象店舗で5%割引が受けられます。
イオン銀行口座を給与受取口座に指定し、「給与」と記載されている入金があった場合、毎月10WAON POINTがもらえます。加えて、新たにイオン銀行口座を給与受取口座または公的年金受取口座へ設定された方は、初回給与受取または初回公的年金受取から6カ月間、条件達成で月200WAON POINTを進呈されます)。
さらに公共料金・国民年金保険料の口座振替1件につき毎月5WAON POINTがもらえます。
AEON Payではイオンカード会員さま限定のサンキューパスポートなどさまざまなお店のクーポンが届きます。AEON Payの利用・登録は無料なので、ぜひイオンカードと合わせて活用しましょう。
生活費の節約に役立つポイ活は、誰でも簡単にはじめられます。ポイ活をする際には、ポイントを1つに絞って集中してためるのがおすすめです。
イオングループの店舗を利用しているならば、WAON POINTでポイ活することで生活費の削減に役立ちます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
頼藤 太希
経済評論家・マネーコンサルタント
(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。早稲田大学オープンカレッジ講師。ファイナンシャルプランナー三田会代表。日経CNBCコメンテーター。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に創業し現職。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ。」(※現在は放送終了)、フジテレビ「サン!シャイン」、BSテレ東「NIKKEI NEWS NEXT」などテレビ・ラジオ出演多数。主な著書に『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)など、書籍110冊超、累計200万部。日本年金学会会員。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級FP技能士。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅地建物取引士。日本アクチュアリー会研究会員。X(@yorifujitaiki)
頼藤 太希のプロフィールを見る