サブスク(サブスクリプション)とは?サービス例や月々の利用額目安を解説

2026.6.26

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【この記事を読んでわかること】

  • サブスク(サブスクリプション)は、定額料金を支払うことで一定期間サービスや商品を使い続けることができるサービス
  • サブスクはネットで気軽に利用でき、使用頻度が高いほどおトクになり、新しい出会いを楽しめるメリットがある。一方で、全く利用しなくても支払いが発生することはデメリット
  • サブスクの利用額は3,000円未満の人が6割超

近年、サブスク(サブスクリプション)のサービスをよく見かけるようになりました。「サブスクって一体何?」という方もいるかもしれませんが、今やサブスクのサービスはさまざまな分野で取り入れられています。生活のなかで知らず知らずのうちに使っていて「このサービスもサブスクだったの?」ということもあるかもしれません。

今回は、そもそもサブスクとは何か、サブスクの主なサービス例を確認したうえで、サブスクのメリット・デメリット、サブスクの毎月の利用額の目安や注意点を紹介します。

サブスクとは?

サブスク(サブスクリプション)は、定額料金を支払うことで一定期間サービスや商品を使い続けることができるサービスです。英語の「Subscription」はもともと、雑誌や新聞などの「定期購読」という意味ですが、サブスクには雑誌や新聞だけでなくさまざまなサービスが用意されています。

サブスクのサービスは「最初の1カ月(1回)は無料」となっていることが多くあります。実際に便利なサービスを体験してみて、気に入ったら有料で継続する、という流れになっています。

サブスクと聞くと動画配信サービスや音楽配信サービスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。株式会社モニタスが2022年に全国の20代〜30代の独身・有職者2,000人に対して実施した「サブスク利用と支出に関する調査」によると、実際に「映画・ドラマ・動画配信」と「音楽配信」が利用率の上位を占めており、サブスクはまずエンタメ分野で広く普及したことがうかがえます。

現在利用しているサブスクの種類
現在利用しているサブスクの種類

しかし現在では、食事宅配やファッション、学習サービスなど、日常生活をサポートするさまざまなサブスクも登場しています。

サブスクの主なサービス

サブスクのサービスの種類は多岐にわたります。ここではその一例を紹介します。

動画配信

映画・ドラマ・アニメ・スポーツ・ドキュメンタリーなど、配信されているさまざまな動画が見放題になるサービスです。サービスによって、配信されている番組や番組のジャンルが異なります。テレビ・パソコン・スマホ・タブレット・ゲーム機など、お手持ちの端末で楽しめます。

音楽配信

最新の楽曲から往年の名曲まで、数千万曲以上の楽曲が聴き放題になるサービスです。サービスによって、配信されている曲は異なります。端末にあらかじめダウンロードしておけば、オフラインの環境でも聴くことができます。

ゲーム

月額料金でさまざまなゲームが遊び放題になるサービスです。たくさんのゲームが用意されていて、自由に遊ぶことができます。

また、無料だと遊べる回数に制限がかけられているものの、登録すると無制限で遊べるようになるというものもサブスクの一種です。代表的な種類としては、パズルゲームや放置・育成系のゲームにおける、ライフや回復待ち短縮・広告削除などがあります。

電子書籍

雑誌・書籍・マンガなどが読み放題になるサービスもたくさんあります。サービスによって配信されている本は異なります。自分のお目当ての本はもちろん、「ちょっと気になっていた」といった本でも気軽に手に取れます。

語学学習

英語などの語学学習が無制限でできるようになります。
語学番組や講義動画のアーカイブ視聴やAIとの英会話練習、英語の発音が改善する発音矯正や、ネイティブ講師とのオンラインレッスン受け放題など、種類もさまざまです。

子ども向けからビジネス向けまで幅広いレベルの教材が用意されているサービスも多く、初心者は基礎から、上級者は実践的な会話やビジネス英語まで、自分に合った内容で学習できます。

ビジネスツール

文書作成・表計算・画像や動画の編集・ストレージサービス・社内チャットやオンライン会議など、さまざまな業務に役立つビジネスツールを一定期間自由に使うことができるサービスです。常に最新バージョンを使えるので、制作もはかどるでしょう。

食品

週に1回、月に1回など決まったタイミングで食料品を届けてくれるサービスです。

離乳食から介護食まで、また調理前の食材が届くミールキットから栄養バランスの取れた食事、プロが作った本格料理まで、多種多様なサービスがあります。ライフスタイルや家族構成に合わせて選べるため、育児や介護の手助けになるだけでなく、日々の献立を考える手間も省け、家事の時短につながります。

食事系に限らず、おやつやフルーツ、コーヒー豆などの嗜好品を定期的に届けてくれるサービスもあります。季節感のある商品や、提供元が厳選したこだわりの品が届くので、「今回は何が届くのだろう」と待つ時間も楽しみの1つです。

ファッション・美容

洋服や化粧品が定期的に届いたり、レンタルできたりするサービスです。高級ブランドのレンタルサービスもあります。普段は選ばないデザインやブランドの商品を気軽に試せるため、新しいファッションや美容との出会いを楽しめるでしょう。
スタイリストが選んだコーディネートが届くサービスや、自分の好みに合わせて化粧品を提案してくれるサービスもあります。自分に合う商品を見つけやすい点は魅力的ですね。

月額料金を支払うことで、車を借りることができるサービスです(カーリース)。車種やプランを選択して審査に通ると、自宅などに納車されます。数年単位での契約期間中は自分専用の車として利用することができます。
車を買おうとすると初期費用や税金、メンテナンス費用などがかかりますが、車のサブスクを利用すると毎月一定額で車に乗ることができます。
類似サービスとして、必要なときだけ車を借りられるカーシェアリングがありますが、こちらはサブスクではなく使用量に応じた課金形態になります。

サブスクに共通する特徴

サブスクのサービスは多種多様で、ここに挙げたもののほかにもさまざまな種類がありますが、「一定額の料金を支払うことで一定期間サービスが受けられる」という点は共通しています。
その一方で、利用できるサービスの内容や契約条件はそれぞれ異なります。自分に合ったサービスを選ぶためにも、メリットだけでなくデメリットにも目を向けることが大切です。次に、サブスクのメリットとデメリットを見ていきましょう。

サブスクのメリット・デメリットは?

サブスクのメリット・デメリットは、次のようなところにあります。

サブスクのメリット①:ネットで気軽に利用開始・解約できる

サブスクのサービスは多くの場合、ネットで申込み・決済を行うとすぐに使えるようになります。サブスクが不要になればネットで解約の手続きをします。気軽に利用開始・解約ができます。

サブスクのメリット②:使えば使うほどおトク

たとえば家で映画を観たいと思ったとき、DVDやブルーレイディスクなどを買うと1作で数千円します。レンタルショップで借りれば1作数百円程度ですが、シリーズものや連続ドラマを全て見ようとすると出費が多くなってしまいます。その点サブスクならば、定額料金を支払うことで配信されているすべての作品を見ることができます。

サブスクのメリット③:新たな出会いを楽しめる

自分で検索しているだけでは出会えなかったものに出会えるおもしろさもサブスクのメリットといえます。あるバンドの曲を聴きたいからと音楽のサブスクを利用すると「このバンドの曲を聴いている人はこちらもおすすめ」と、そのバンドの曲と似た曲を勧めてくれることがあります。

サブスクのデメリット①:利用しなくても支払いが発生する

サブスクはいくら利用しても定額のものが多いのですが、逆にまったく利用しなくても定額の料金が発生します。サブスクを利用すればするほど、1つのサブスクにかけられる時間は減るでしょう。利用時間が短くなっても、料金は一定額かかります。

サブスクのデメリット②:解約しても利用していたものは手元に残らない

映像の見放題や音楽の聴き放題などのサブスクの場合は、サブスクを解約すると利用できなくなってしまいます。DVDやCDのように、手元に残るわけではなく、利用できなくなってしまいます。

サブスクはみんな月いくら使っている?平均額は?

LINEリサーチが2025年に15歳~69歳の男女3,148名に対して実施した「定額制サブスクリプションサービスの利用状況」によると、サブスクを利用して自分で料金を支払っている方の割合は54.7%となっています。年代別の毎月のサブスクにかける金額は次のようになっています。

<毎月のサブスクの利用額>

各年代とも、「3,000円未満」が6割超となっています。10代と30代に至っては7割以上が3,000円未満と、少額なことがわかります。

また、株式会社モニタスによる2022年の調査では、サブスク利用者の1カ月あたりのサブスク利用金額の平均額は2,659円だと紹介されています。多くの場合、毎月のサブスク利用額は3,000円以内に収まっていることがわかります。

一方で、先のLINEリサーチの調査ではサブスクに月5,000円以上支払っている人も17%(全体)います。モニタスの調査でも、1万円以上と答えている人が2.6%、5,000円〜1万円も2.0%います。

利用するサブスクのサービスによって料金は異なりますので一概にはいえないのですが、筆者はサブスクの予算は多くても手取り収入の1〜1.5%(月数千円程度)が目安と考えています。動画や音楽、生活系サービスを1〜2種類に絞るのが賢い使い方です。

サブスクの注意点

便利で楽しいサブスクですが、注意点もあります。
国民生活センターのウェブサイトには「意図せずサブスク契約になってしまった、対処法を知りたい」「解約の電話が通じない」「解約したいがログインできない」「解約したのに引き落としが続いている」といった話がFAQ(よくある質問)として掲載されています。

サブスクを利用する際には、解約の方法を事前に確認しておくと安心でしょう。解約したいと思った時、手順がわからなかったり問い合わせに時間がかかったりして請求が続いてしまうことがないように注意しましょう。
スマホアプリのサブスクでも、アプリを単に削除しただけではサブスクを解約したことにはなりません。一般的に、契約しているサービスのWebサイトやアプリストアにログインし、設定画面などから解約手続きを行う必要があります。サイトやアプリの案内に従って解約手続きを済ませてからアプリを削除するようにしましょう。

サブスクの解約トラブルで困った場合には「国民生活センター」や「消費生活センター」に相談してみることをおすすめします。

サブスクを賢く使いこなそう

サブスクは一定料金で使い放題にできるおトクなサービスです。上手に使えば毎月の料金以上のメリットを得られます。ただ、どんなサブスクでもどんどん活用した方がおトクになるわけではありません。
また、サブスク契約中は使っていない期間も一定料金が発生します。便利だからとたくさん加入していては出費が増える一方ですので、よく使うものに絞って利用しましょう。

  • 本ページは2026年6月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性など内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。

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頼藤 太希

経済評論家・マネーコンサルタント

(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。早稲田大学オープンカレッジ講師。ファイナンシャルプランナー三田会代表。日経CNBCコメンテーター。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に創業し現職。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ。」(※現在は放送終了)、フジテレビ「サン!シャイン」、BSテレ東「NIKKEI NEWS NEXT」などテレビ・ラジオ出演多数。主な著書に『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)など、書籍110冊超、累計200万部。日本年金学会会員。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級FP技能士。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅地建物取引士。日本アクチュアリー会研究会員。X(@yorifujitaiki)

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