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カードローンの在籍確認とは?安心して審査を受けるための3つのポイント

執筆者:石岡智哉

「カードローンを申込みたいけど、勤務先に在籍確認の電話がかかってくるのが不安…」
「在籍確認って何を聞かれるの?プライバシーはどう守られるの?」

このようなお悩みはありませんか?

カードローンの審査では、ほとんどの場合「在籍確認」というプロセスがあります。これは申込者が申告した勤務先に本当に勤めているかを確認する重要なステップです。しかし、会社に知られたくないと考える方も多いでしょう。

そこで、この記事では在籍確認の基本から、プライバシーに配慮した対応方法まで徹底解説します。カードローンをスムーズに利用するための参考として、ぜひ最後までお読みください。

カードローンの在籍確認とは?

カードローンの在籍確認とは、申込者が申告した勤務先に実際に在籍しているかを確認する審査プロセスの一部です。これは融資を行う前に、申込者の情報の信頼性を確かめるために実施されます。

在籍確認では、カードローン会社や銀行の担当者が申込者の勤務先に連絡し、申込者が本当にその会社で働いているかを確認します。この手続きは、虚偽の申告を防ぎ、返済能力を判断するための重要なステップです。

多くの場合、在籍確認は電話で行われますが、金融機関によっては書類提出やWeb上での確認など、別の方法を採用している場合もあります。プライバシーへの配慮から、確認の際にはカードローンの申込みであることを明かさず、個人名や一般企業名を名乗ることが一般的です。

在籍確認は、ほとんどのカードローン審査で必須のプロセスとなっています。このステップをクリアできないと、他の条件が良くても審査に通らないケースがあるため、申込みの際は正確な勤務先情報を提供することが大切です。

カードローンの在籍確認の具体的な流れ

カードローンの在籍確認は、審査プロセスの中で特に気になる方が多いポイントです。
ここでは在籍確認がどのように進められるのか、具体的な流れを解説します。

在籍確認は基本的に以下の4つの順序で進みます。

①申込み・必要書類提出

②審査開始

③在籍確認(電話・書類など)

④審査結果通知

申込者は事前に流れを把握しておくことで、スムーズに対応できます。

金融機関によって確認方法や厳密さは異なりますが、多くの場合は電話による確認が一般的です。
中には電話連絡なしで済む場合もありますが、基本的には何らかの形で在籍確認が行われると考えておきましょう。

在籍確認が行われるタイミングと所要時間

カードローンの在籍確認は、通常申込みから1〜3営業日以内に行われることが多いです。
必要書類の提出後、基本情報の確認が終わった段階で在籍確認に進むケースが一般的です。
確認が行われる時間帯は、主に平日の日中(10時〜17時頃)です。これは勤務先に確実に連絡が取れる時間帯を選んで行われるためです。
土日祝日や夜間に確認の電話がかかってくることはほとんどありません。

在籍確認自体の所要時間は非常に短く、電話の場合は1〜2分程度で終わることがほとんどです。単純に「○○さんはそちらで働いていますか?」という確認だけのため、長時間の対応は必要ありません。

なお、在籍確認ができなかった場合(不在や電話に出られないなど)は、後日再度確認の連絡がある場合があります。スムーズな審査のためには、申込み後の数日間は電話に出られるよう注意しておくとよいでしょう。

電話による在籍確認

電話による在籍確認は、カードローンの審査で最も一般的に行われる方法です。金融機関の担当者が勤務先の代表番号に電話をかけ、申込者の在籍を確認します。

プライバシーに配慮して、担当者は会社名を名乗ることなく個人名のみで電話をかけてくるのが一般的です。「○○(個人名)と申しますが、△△さん(申込者)はいらっしゃいますか?」というような問い合わせ方をします。このようにすることで、勤務先に対して借入れの目的が知られないよう配慮されています。

確認の電話は、原則として申込書に記載された勤務先の電話番号にかかってきます。申込時に正確な勤務先情報を記入していないと、在籍確認ができず審査に影響する恐れがあります。

電話対応は本人でなくても問題ありません。多くの場合、電話を受けた会社の受付や同僚が「はい、働いています」と答えるだけで在籍確認は完了します。本人が電話に出る必要はありませんので安心してください。

在籍確認の電話で聞かれる内容

在籍確認の電話では、基本的に「申込者が本当にその会社に勤めているか」という点のみが確認されます。
具体的には、以下のような簡潔な質問が一般的です。

  • 「○○さん(申込者)はそちらにお勤めでしょうか?」
  • 「○○さんはいらっしゃいますか?」
  • 「○○部の○○さんをお願いします」

これらの質問に対して「はい、勤めています」「はい、所属していますが今席を外しています」などと回答があれば、基本的に在籍確認は完了します。在籍が確認できれば、それ以上詳しい質問をされることはほとんどありません。

プライバシーへの配慮から、申込者の年収や勤続年数、雇用形態などについて質問されることはありません。また、カードローンの申込みをしたことが明かされることもないため、会社の人に知られる心配はほとんどないでしょう。

ただし、申込者が電話に出る場合は、本人確認のためにカードローンの申込みをしたことを確認される場合もあります。その場合も、周囲に気づかれないよう配慮した表現で確認されることが一般的です。

電話以外の在籍確認方法(書類提出・Web確認など)

カードローンの中には、電話による在籍確認を行わない、または条件付きで省略できる場合もあります。以下に主な電話以外の在籍確認方法を紹介します。

書類による確認は、在職証明書や健康保険証、給与明細などの提出で在籍を証明する方法です。特に銀行カードローンでは、こうした書類確認を重視するケースが多くなっています。書類提出により電話確認が省略されることもあります。

Web完結型の申込みでは、スマートフォンで撮影した書類や公的身分証をアップロードすることで、電話確認なしで審査が進む場合があります。SMBCモビットなど一部の金融機関では、条件を満たせば電話連絡なしでの審査完了が可能です。

メール確認では、会社のドメインが付いたメールアドレスを使って在籍確認を行う方法もあります。企業によっては社員証のアップロードで代用できる場合もあります。

電話以外の確認方法は、プライバシーを守りたい方や、職場環境上、電話に出にくい方に適しています。ただし、金融機関や申込み条件によって利用できる確認方法は異なりますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

在籍確認時のプライバシーを守るための3つの対策

カードローンの在籍確認では基本的にプライバシーへの配慮がされていますが、それでも会社の同僚や上司にカードローンの利用を知られたくないと考える方は多いでしょう。

在籍確認をスムーズに、かつプライバシーを守って進めるためには、事前の準備と対策が重要です。申込み前に確認方法を把握しておくことで、自分に合った対応ができるようになります。

在籍確認時の対応について正しく理解する

在籍確認の電話は基本的にプライバシーに配慮されており、カードローンの申込みであることが明かされることはほとんどありません。そのため、特別な対策を講じる必要はないケースが多いです。万が一、周囲から電話の内容について質問された場合でも、詳細を説明する必要はありません。「個人的な用事の電話です」と簡潔に答えるだけで十分です。プライバシーの範囲内のことですので、詳細を説明する義務はありません。
在籍確認の電話は通常1〜2分程度で終わる簡潔なものです。基本的に電話を受けた人は「はい、在籍しています」と答えるだけで確認が完了します。特別な準備や説明は不要なため、自然に対応するのがベストでしょう。
金融機関側も顧客のプライバシー保護には十分配慮していますので、不必要に心配せず、通常通り対応することをおすすめします。

電話に出られる時間帯をあらかじめ指定する

カードローン会社の中には、在籍確認の電話をかける時間帯を指定できるか確認しましょう。時間帯を指定すれば、自分が対応しやすい時間に合わせて在籍確認の連絡を受けることができます。

申込み時や審査担当者との連絡の際に、「12時から13時の間」「17時以降」など、自分が電話に出やすい時間帯をリクエストしてみましょう。昼休みや就業後など、周囲の目が少ない時間帯を選ぶことで、プライバシーを守りやすくなります。

特に、オープンフロアのオフィスで働いている方や、電話の会話が周囲に聞こえやすい環境にいる方にとって、この方法は有効です。指定した時間に会議室や休憩スペースなど人目につかない場所に移動しておくことで、より安心して対応できます。

ただし、カードローン会社によっては時間指定に対応していない場合もあります。また、指定した時間帯に必ず電話がかかってくるとは限らないため、ある程度の余裕を持った時間設定が必要です。

信販会社名ではなく「個人名」で電話をかけてもらうよう依頼する

カードローン会社は基本的にプライバシーに配慮していますが、より正確を期すために「個人名のみで電話をかけてほしい」と明確に依頼することも有効です。

申込みフォームの備考欄や担当者との会話の中で、「会社名ではなく、個人名でお電話いただけますか」と伝えておきましょう。多くの金融機関では、このようなリクエストに対応してくれます。

特に重要なのは、カードローンやローン関連の言葉を電話で使わないよう依頼することです。「○○ローン」「審査」「申込み」などの言葉が電話で使われると、周囲に借入れを申し込んだことが知られてしまう恐れがあります。

大手のカードローン会社や消費者金融では、在籍確認時のプライバシー配慮についてのマニュアルがあるため、こうした依頼にも柔軟に対応してくれることが多いです。不安な場合は事前に確認しておくとよいでしょう。

カードローン在籍確認のよくある質問

Q1:【イオン銀行カードローン】審査の際に自宅や職場に電話はかかってきますか?

ご勤務先へ在籍確認のお電話をさせていただいております。

社名は名乗らず個人名でご連絡させていただいておりますが、社名を尋ねられた場合や、お客さまご自身から社名開示のご希望があった場合は「イオン銀行」と名乗らせていただく場合がございます。
また、当行が必要と判断した場合は当行社名を名乗らせていただく場合がございます。

引用:イオン銀行|よくあるご質問

Q2:【イオン銀行カードローン】カードローンの借入れはどうすればいいですか?

ローンカードがお手元にあるお客さま
以下のATMにてお借入れいただけます。

  • イオン銀行ATM、コンビニATM(ローソンATM、Enet ATM)
  • みずほ銀行ATM
  • ゆうちょ銀行ATM
  • 三菱UFJ銀行ATM
  • ろうきんATM
  • 三井住友銀行ATM、りそな銀行ATM、地方銀行ATM、信用金庫ATM、信用組合ATM

所定のATM手数料がかかります。

イオン銀行カードローンの「お借入れ方法」はこちら

店舗・ATM検索

引用:イオン銀行|よくあるご質問

まとめ|カードローンの在籍確認を正しく理解してスムーズに審査を通過しよう

カードローンの在籍確認は、申込者の返済能力を確認するために重要な審査プロセスです。確認方法には主に電話による確認がありますが、金融機関によっては書類提出なども活用されています。多くの金融機関では、個人名での連絡など、プライバシーに配慮した対応が基本となっています。
在籍確認の流れや具体的な対応方法を事前に理解しておくことで、審査をスムーズに進められます。特に、確認電話がかかってくる時間帯や対応の仕方を知っておくことで、落ち着いて対応できるでしょう。
正確な情報を申告し、適切に対応することで、在籍確認はスムーズに完了します。カードローンの利用を考えている方は、この記事の知識を参考に、安心して申込手続きを進めてください。