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特殊詐欺に注意!警官を装う手口が増加

金融犯罪対策に関するお知らせセキュリティのお知らせ一覧

特殊詐欺の事例と注意事項

金融機関で多く被害が発生している代表的な詐欺の手口です。十分ご注意願います。

劇場型詐欺

警察官や検察官などを装い、以下のような手口で言葉巧みに預金を新たな口座へ振り込ませる詐欺が多発しています。

【事例】

  1. 検察官を騙る犯人グループから、「あなたの電話番号が詐欺事件に利用されていたことが判明した」と電話がかかってくる。
  2. その後、警察官を騙る犯人グループから、「あなたの口座に、振り込め詐欺の被害金が入金されている」「詐欺事件の共犯者として逮捕状が出ている」と電話がかかってくる。
    SNSやビデオ通話機能を使って偽物の逮捕状や警察手帳を見せたりして、被害者を信じ込ませます。
  3. 警察官や検察官を騙る犯人グループから「別の詐欺グループによって口座がさらに悪用される」、「他の口座も凍結される」などの理由で、すべての預金を一つの銀行口座にまとめるように指示される。
  4. 犯人グループは銀行を指定して被害者に新たに口座を開設させる。
    または、代わりに開設すると言って、個人情報を聞き出したり、運転免許証などの本人確認書類の画像をSNSで送らせる。
    複数の口座を開設させるケースや、暗号資産の口座を同時に開設させるケースもあります。
  5. 口座が開設された後に口座番号やインターネットバンキングのIDやパスワードなどを教えるように指示される。
  6. 被害者は犯人グループに指示されたとおりに、すべての預金※を新たに開設した口座へ振り込む。
    証券の売却や保険の解約を指示され、売却代金や解約金も振り込むように指示されるケースもあります。
  7. 犯人グループは聞き出した新たに開設した口座のインターネットバンキングのパスワードなどを使い、被害者が振り込んだ全額を、犯人グループが管理する口座へ不正送金する。

ご注意ください。

  • 警察官が、逮捕状が出ていると事前に知らせることはありません。
  • 警察官が、銀行口座の開設を指示したり、あなたに代わりに開設することはありません。
  • 警察官が、口座情報やパスワードなど尋ねることはありません。
  • 警察官や検察官、役所職員、銀行職員などが、個人情報を聞き出す不審な電話にご注意ください。

投資詐欺

SNSやショートメールなどで投資や副業といった儲け話を言葉巧みに持ち掛けて金銭を騙しとる手口
年齢を問わず、無登録の海外事業者による詐欺的な投資勧誘のほか、若年者に対する勧誘、暗号資産に関するトラブルが増加しています。

【事例1】
融商品取引法に基づく登録を受けていない業者が、セミナーやSNS等を通じて若年者に投資話を持ち掛け、消費者金融等から借り入れをさせて実態のない事業に投資させる

【事例2】
暗号資産で海外事業者に投資をすると大儲けできると勧誘を行い、暗号資産を送金させてた後、配当の支払いや払い戻しに応じない

ご注意ください。

儲け話には必ず裏があります。

  • 急いで投資するよう指示された場合は注意してください。
  • 「必ず」「楽して」「簡単」「急がないと」「値上がり確実」「元本保証」「高利回り」等の言葉が入ったチラシやダイレクトメール及びショートメールによる勧誘には注意してください。
  • 投資をする際は一人で判断せず、現金を渡す・振り込みする前に家族に相談しましょう。

還付金詐欺

社会保険事務所や市区町村職員等になりすまし、「税金や医療費、保険料などの還付金がある」などと連絡し、ATMへ誘導。ATM操作を電話で説明・指示し、犯人の口座に振り込みさせようとする手口

ご注意ください。

  • 医療費等の還付金がATMで支払われることは絶対にありません。
  • 還付金手続きの案内は書面で行っており、電話で案内することはありません。
  • 還付金の受け取りにATM操作を行うことはありません。

最近、他の金融機関においてインターネットバンキングを使用した還付金詐欺が発生しています。
そのような連絡を受けたらすぐに電話を切り、市区町村や警察、銀行窓口にご相談ください。

フィッシング詐欺

銀行や宅配業者などを装ったSMSやEメールで誘導し、口座番号や本人認証となるIDやパスワードなどを偽サイトに入力させたり、電話で聞き出し不正送金される手口

ご注意ください。

  • 心当たりのないメールや添付ファイルは、むやみに開かないようにしましょう。
  • メール・SMSの送信元が偽装されている場合があります。SMSの送信元は英数字で表記されている場合があり、なりすましの可能性がありますのでご注意ください。
  • 金融機関の担当者から、お電話でお客さまの暗証番号などをお聞きすることはありません。

【誘導文言例】取引目的の確認のお願い、お取引の確認、口座が悪用されている、異常なログインがある、宅配業者の不在通知など

架空請求詐欺

メールやはがき、封書などを送付し、携帯電話で有料サイト利用料金、恋人紹介手数料、民法指定消費料金、債権など根拠のない請求をし、現金の振り込みを要求する手口

ご注意ください。

  • 身に覚えのない料金の請求があっても安易に支払わないでください。
  • 身に覚えのない料金請求の連絡が来た場合は、警察や銀行窓口、生活センター等にご相談ください。悪質な場合は警察に相談しましょう。
  • レターパックや宅配便等で現金を送ってはいけません。

パソコンサポート詐欺

ウイルス感染を装い、利用者のパソコンに偽のセキュリティ警告画面を表示させ(警告音を鳴らす)、偽のサポートセンターの連絡先に誘導し、指定の口座にサポート代金を要求する手口(遠隔操作のツールをインストールさせることも)

ご注意ください。

  • サポートセンターの電話番号が当該企業のものかHP等でご確認ください。
  • 万一、セキュリティ担当者からIDやパスワード等を聞かれても決して教えないでください。
  • 不審と感じたら直ぐに電話をお切りください。

オレオレ詐欺

家族や警察官、弁護士、銀行員等になりすまし、電話で言葉巧みに現金を騙し取る手口
(振込の代わりに友人や会社の上司・同僚をかたる者に現金の手渡しを要求することもある)

ご注意ください。

  • 身内からの電話で「風邪をひいて喉がおかしい」「自分の携帯電話が使えず別の番号から連絡している」等の申出には注意が必要です。
  • おかしいと感じたら冷静になって一旦、電話を切り家族や友人に相談しましょう。
  • 犯人は考える隙を与えないよう、言葉巧みに誘導し、入金を急かします。

キャッシュカードすり替え詐欺

銀行員や市区町村職員等を名乗る電話がかかり、訪問の上、言葉巧みにキャッシュカードと暗証番号のメモを封筒等に入れさせ、目を離した隙に、偽物のカードが入った封筒とすり替えて預金を騙し取る手口

ご注意ください。

  • カードが悪用されているなどと不安をあおり、警察官や銀行協会、当行職員等が暗証番号を尋ねたり、訪問してカードを預かることはありません。
  • カードの暗証番号は他人に教えないようにしましょう。
  • 警察官や銀行協会職員等を名乗る人物が自宅にカードや現金を取りにきても絶対に渡さないようにしましょう。

被害に遭われた場合

被害に遭われてしまった場合の問い合わせ先や被害補償については下記を参照願います。
また最寄りの警察署へカードの盗難や不正出金などの被害届を提出し、事情を説明しましょう。

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