外貨預金のリスク
為替変動リスクについて
外貨建て資産で運用を行うと、円に交換する際に為替相場の変動の影響を受けます。
外貨建て資産の外貨ベースの価格が同じでも、当該通貨に対して円安になれば為替差益を享受できる一方、円高になれば為替差損を被ることになります。
外貨預金に預け入れるうえで気をつけること
- 外貨預金は預金保険制度の対象外なので、万が一、預け入れている金融機関が破綻すると、元本が一部削減される可能性があります。
- 外貨預金の利息は源泉徴収されますが、為替差益は総合課税の対象となり、確定申告が必要になる場合があります。(詳しくは、お客さまご自身で税理士等にご確認ください)
- 適用相場には為替手数料が含まれています。お預け入れ時とお引き出し時の為替相場に変動がない場合でも円貨ベースで元本割れとなることがあります。
為替手数料について
円普通預金口座から振替えてお預入れする場合はお手続き時点の当行所定の為替レート(TTS)、円普通預金口座へ払戻す場合はお手続き時点の当行所定の為替レート(TTB)を適用します。
為替レートには、当行所定の手数料が含まれます。
- TTS(Telegraphic Transfer Selling rate)
- 銀行が顧客に対して外貨を売る(円を外貨に交換する)時に用いられる為替レートです。
- TTM(Telegraphic Transfer Middle rate)
- 銀行が顧客に対して10万ドル未満の外国為替取引をする際の基準レートとして用いる外国為替レートです。仲値といいます。
- TTB(Telegraphic Transfer Buying rate)
- 銀行が顧客に対して外貨を買い取る(外貨を円に交換する)時に用いられる為替レートです。
イオン銀行 外貨預金 為替手数料
円から外貨への交換 (TTSレート) |
外貨から円への交換 (TTBレート) |
|
---|---|---|
アメリカドル(米ドル) | 0円 | 0.5円 |
オーストラリアドル(豪ドル) | 0円 | 0.5円 |
ニュージーランドドル(NZドル) | 0円 | 0.5円 |
外貨預金にかかる税金
- 1.利息
20.315%の源泉分離課税(国税15%、復興特別所得税0.315%、地方税5%)
外貨預金はマル優の対象外となります。 - 2.為替差損益
為替差益は、雑所得となり、確定申告による総合課税の対象となります。
ただし、年収2,000万円以下の給与所得者の方で為替差益を含めた給与所得以外の所得が年間20万円以下の場合は申告不要です。
為替差損は、他の黒字の雑所得から控除することができます。他の所得区分との損益通算はできません。
詳しくは、お客さまご自身で税理士等にご相談ください。
外貨預金に関する留意点
- 円貨と外貨を交換する際の為替相場の変動により為替差損が生じ、払戻した円貨建て元本がお預入れ時の円貨建て元本を下回ることがあります。
- 外貨から円貨への交換には、1通貨単位あたり最大0.5円の為替手数料がかかります。その結果、為替相場に変動がなくても、お預入れされた円貨建ての元本を下回ることがあります。
- 預金保険制度の対象ではありません。
- ホームページまたは店舗に備え付けの商品説明書(契約締結前交付書面)の内容をご確認のうえ、ご自身の判断によりご利用ください。
(2024年3月31日現在)
商号等:株式会社イオン銀行